REVIEW(12/01/31)
スコアアタック前提のRPG風タワーディフェンス「ニュースレ・ディフェンス!」
指揮官によってユニットの能力が変化、配置後にユニットを移動可能
「ニュースレ・ディフェンス!」は、レベルアップでジョブチェンジできるなど、RPG風の要素を取り入れたタワーディフェンスゲーム。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作には.NET Framework 2.0が必要。
本作は“防衛ゲーム”や“タワーディフェンスゲーム”と呼ばれるジャンルのゲームで、フィールド上にユニットを配置して次々と出現する敵を倒し、防衛ラインを守り抜くのが目的だ。規定の“WAVE”数をクリアするとステージクリアとなり、次のステージへ挑戦できる。ステージは全3面と少なめだが、作者サイトへステージごとのハイスコアを投稿できるなど、スコアアタック前提のつくりとなっている。
画面は見下ろし型の2D固定型で、敵の進路はあらかじめ決まっており、その周りへユニットを配置していくタイプ。配置できるユニットは、戦士、弓士、占い師、シスターの4種類。配置したユニットは、敵を倒して経験値が溜まると自動でレベルアップする。また、敵を倒して稼いだお金をレベルアップに必要な経験値の分だけ消費することで、強制的にユニットをレベルアップさせることが可能。
さらに、最高レベルに達したユニットはジョブチェンジさせることが可能。たとえば弓士の場合は、攻撃力の高いガンナーか、敵を毒化させるスキルをもつハンターのどちらかを選択できる。また、ユニットは自分の射程圏内に入った敵を自動で攻撃する仕組みだが、本作では戦局に応じてユニットの位置をあとから動かすことが可能だ。
加えて特徴的なのが、ユニットを統括する“指揮官”システムだ。“すれみ”“そーこ”“ろじこ”という3人の指揮官が存在し、ユニットはこの3人の指揮官のうちいずれかの傭兵として登録される。指揮官によって傭兵の攻撃力や、傭兵が敵を倒した際に得られるお金の倍率などのステータスが変化する仕組みで、各指揮官は最大5人までの傭兵を雇える。また、傭兵が敵を倒すことで指揮官自身のレベルも向上し、傭兵に与える影響力が強化されていく。
ユニットの種類や配置する場所はもちろん、どの指揮官でどの職業の傭兵を雇うかを変えるだけでかなり効率が変わってくるだろう。ステージをクリアすると、取得した経験値やお金、最終的に所持していたお金などから算出されたスコアが表示される。ゲームに慣れてきたら、ハイスコアを目指して試行錯誤してみよう。
- 【著作権者】
- へたぴ 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.2(11/12/22)