REVIEW(12/03/06)
クマが箱を押して道を作るメルヘンチックな3Dパズルゲーム「メリーベアー」
道を作るには三次元の思考が必要、可愛らしい雰囲気に油断すると苦戦するかも?
「メリーベアー」は、クマを操作してゴールを目指すステージクリア型の3Dパズルゲーム。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。ベクターのライブラリページからダウンロードできる。
画面は3Dで、カラフルな箱が組み合わさってステージが構成され、箱の上にはプレイヤーの分身となるクマが乗っている。背景にはキラキラと星が流れ、クマの可愛らしさと相まって全体的にメルヘンチックな雰囲気だ。ゲームの目的は、クマを操作して緑色の箱の上に乗せること。しかし、そのままでは道が途切れていてゴールまでたどり着けないので、箱を押したり引いたりしてゴールまでの道を作っていこう。
ステージを構成する箱は、ゴールとなる緑色の箱のほか、いくつかの種類が存在する。たとえば、暗い緑色の箱は足場としてたくさん出現するが、動かすことはできない。黄色い箱はクマが押したり引いたりすることで動かすことが可能。また、ピンクの箱は動かせるだけでなく、上に乗ることで箱1つ分上昇する効果をもつ。スイッチのついている箱は、上に乗ってスイッチを押すことで、対応する箱を遠隔操作で動かせる。
操作は、キーボードのカーソルキーでクマを動かせるほか、[W][A][S][D]キーで視点を変更できる。また、スペースキーを押すことで目の前の箱を掴むことができ、掴んだ箱を押したり引いたりして動かせるほか、もう一度スペースキーを押すことで箱をその場所に置くことが可能。複数の箱が積み重なっている場合は、まとめて動かすことができる。ただし、箱を足場のない場所へ落とすことはできない。またクマは、箱の上に自力で登ることはできないが、1段分の高さなら箱の上から飛び降りられる。
本作は、画面が3Dであることがパズルの要素をより高めている。たとえば視点によっては、ほかの箱に隠れて奥にある箱が見えなかったり、高さの異なる箱の位置関係がわかりにくくなることがあるだろう。そのため、頻繁に視点を変える必要があるのだが、視点を変えると今度はどこへ箱を動かそうとしていたのかなどがわかりにくくなってしまう。可愛らしい雰囲気に油断すると思わぬ苦戦を強いられるだろう。
- 【著作権者】
- 神戸電子専門学校
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00