REVIEW(12/04/24)
プレイリストをDB管理するティッカー型音楽プレイヤー「Linear Audio Player」
圧縮ファイル内にある音楽ファイルをそのまま再生する機能も
「Linear Audio Player」は、コンパクトなティッカー表示型ながらデータベースによる楽曲管理機能を備えた音楽プレイヤーソフト。Windows 2000/XP/Vista/7および64bit版のXP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0以降が必要。
データベースで楽曲を管理することにより、さまざまな条件で楽曲を高速に絞り込めるのが特長。また、ZIP/LZH/RAR/7Z形式の圧縮ファイル内にある音楽ファイルを解凍ソフトなどで解凍せずにそのまま再生する機能も備える。
データベースを使った絞り込みは、ティッカーの右端にあるボタンを押してプレイリスト画面を展開することで行える。絞り込みはプレイリスト上部にあるツールバー右側の入力欄へキーワードを入力して行え、キーワード入力は“Migemo”に対応しているためローマ字を入力してもかなや漢字の文字列を検索可能。
また、ツールバーの漏斗型ボタンを押すことで切り替わるプルダウンメニューで、アーティスト名やアルバム名などを選んで絞り込むこともできる。さらに、漏斗型をボタン押して“Users”に切り替えると、再生回数の多い曲や再生回数が平均以上の曲、1週間以内に再生した曲、一度も再生していない曲といった条件で絞り込むことが可能。そのほか、インストールフォルダの“sql”フォルダにあるXMLファイル“default.xml”にSQL文を追記することで任意の絞り込み条件を追加することもできる。
プレイリストへ楽曲を登録するには、ファイルやフォルダをプレイリスト画面へドラッグ&ドロップすればよい。楽曲ファイルを保存しているフォルダをすべて登録しておけば、ライブラリ型音楽プレイヤーとほぼ同様の使い勝手を実現できる。
また、楽曲に任意のタグを付加することも可能なほか、お気に入りの楽曲に“Favorite”マークを付加したり、あまり聞かない楽曲に“Exclude”マークを付加することが可能。“Exclude”マークが付加された楽曲はプレイリスト画面に表示されなくなるほか、“Favorite”“Exclude”マークを付加した楽曲のみを表示するボタンが用意されている。さらに、楽曲の右クリックメニューから同じアーティストやアルバムの曲のみに絞り込むことが可能。
プレイヤーの機能としては、再生エンジンを高音質な“FMOD Sound System”とM4A(AAC)形式に対応した“BASS Audio Library”から選べるほか、曲の切り替え時や停止時にフェードアウトエフェクトを入れることが可能。また、ティッカーを常に最前面に表示する機能やティッカーを半透明表示にする機能、スキンの切り替え機能なども備える。さらに、曲が切り替わる際にはタスクトレイからのポップアップで曲名・アーティスト名・アルバムアートなどの情報を表示可能。
そのほか、プレイリスト画面の右クリックメニューから[オーディオタグ編集]項目を選択すれば、タグ情報を編集できる。タグ編集ではAmazon.co.jpのデータを検索して自動でタグを入力することも可能。
- 【著作権者】
- FINALSTREAM 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.5.7(12/04/23)