REVIEW(12/07/13)
自動再生も可能な効果音・BGM用の高機能マルチトラックプレイヤー「QMix」
複数トラックの音量を調節できるグループフェーダーやクロスフェーダーを備える
「QMix」は、複数のWAVEファイルを同時に再生できる効果音・BGM用の高機能マルチトラックプレイヤー。Windows Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には最新版のDirectXと「Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ」が必要。
6チャンネルの独立したボリュームフェーダーと再生・停止・フェードアウトボタンなどを備えており、複数のWAVEファイルを同時に再生することが可能。WAVEファイルを、再生順やフェードイン・アウトのタイミングなどを登録した“Qシート”へ登録することで、自動で各トラックへWAVEファイルを読み込める。たとえば、演劇で大量の効果音などをストーリーの進行に合わせて正確に再生することが可能だ。
Qシートは、ファイルをドラック&ドロップなどで登録し、専用の編集ダイアログで再生順やフェードイン・アウトのタイミング、ボリュームを設定可能。また、CSV形式でQシートを保存してあとから読み込むこともできる。Qシートに登録したファイルは再生ボタンとは別の[Q]ボタンを押すだけで、登録した順番で再生できる。
さらに、Qシートへ停止や一時停止、フェードイン・アウトといった音量調節などの指示を登録しておくことも可能。また、再生などの実行タイミングを登録でき、あらかじめ登録したスケジュールで効果音やBGMを自動再生することもできる。
加えて、指定した複数トラックの音量を一括で調節できるグループフェーダー機能や、クロスフェーダー機能を備えており、多彩なミキシングが可能。また、トラックごとにパンニングと3チャンネルのイコライザーを調節できる。
- 【著作権者】
- 堀之内 克彦 氏
- 【対応OS】
- Windows Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 7.0