REVIEW(12/10/25)
抗体を作成して病原体を死滅させるリアルタイムパズルゲーム「病原体」
一見複雑だがやってみるとなかなかとっつきやすいシンプルなルールが魅力
「病原体」は、マウス操作のみで遊べるリアルタイム性の強いパズルゲーム。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。“WOLF RPGエディターコンテスト”のWebページからダウンロードできる。
ステージクリア型で、抗体を作成して病原体を死滅させるのが目的という一風変わったゲーム。病原体、免疫細胞、防御細胞、増殖細胞という4種類の細胞が登場し、それらはステージ上に粒のように表示される、システマティックな印象を受けるゲームだ。
ルールは一見複雑に思えるが、実際にプレイしてみると思いの外シンプルで、何度がプレイすればすぐにルールを理解できるだろう。まさに“習うより慣れろ”という言葉がぴったり。操作はマウスのみで行い、プレイヤーが行う操作は防御細胞と増殖細胞をマウスのドラッグで選択して移動させるのみ。
ゲームはリアルタイムで進行していく。病原体は免疫細胞に向かって攻撃を行い、すべての免疫細胞が死滅してしまうとゲームオーバー。ただし、免疫細胞は病原体に攻撃を受けることで白から黄色へと色が代わり、抗体を作成し始める。黄色になった免疫細胞が多いほど抗体が早く作成されていき、抗体の完成度が100パーセントになるとステージクリアだ。
何もしないとすぐに病原体の攻撃によって免疫細胞が死滅してしまうので、病原体への攻撃が可能な防御細胞を移動させて免疫細胞を守ろう。また増殖細胞は防御細胞の近くへ移動させることで、防御細胞を増やすことが可能。さらに増殖細胞を病原体の近くへ配置することで、増殖細胞自体を増殖させることができる。
プレイヤーが可能な操作自体は限られているが、各細胞をどこへどのタイミングで移動させるかなど、戦略は幅広い。また本作にはランダム要素がなく、同じステージを同じようにプレイすると、同様の結果となる。全27ステージが用意されており、後半のステージは条件を満たすことで選択可能となる。
- 【著作権者】
- YADO 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.10(12/08/30)