レビュー
ゲームのタイルマップを手軽に描けるツール「Tiled Map Editor」
地形ブラシやレイヤー機能により短時間でマップ作成が可能
(2013/3/21 10:44)
「Tiled Map Editor」は、ペイントツールのような要領で、手軽に連続したタイルのマップを描けるマップ作成ツール。編集部にてWindows 8で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトの画面構成は、左側にマップのキャンバスが表示され、右側にレイヤーやミニマップ、タイルセットや地形などが表示されるというもの。マップは、四角のタイルが並んだものと、ひし形のタイルが並んだクォータービューのものを作成可能。マップを新規作成してタイルセットを読み込めば、マップを作成することができる。
読み込んだタイルセットは、画面右下に表示される。このタイルセットの下部にある[地形の情報を変更]ボタンを押せば、タイルの連結の仕方を設定可能になる。ここで地形の情報を設定したタイルは、“地形ブラシ”を使ってペイントツールのように描画可能になる。また、連続しない単一のタイルは、タイルセットから“スタンプ”を使って描画できる。
本ソフトではレイヤー機能が利用可能なため、階層を積み重ねたマップも簡単に作成できる。また、タイルセットを複数読み込めるため、基本部分と、拡張部分に分けてマップを作成するといった使い方も可能になっている。
作成したマップは以下の形式で出力可能。また、本ソフトのファイル自体はXML形式となっている。
- Droidcraftマップファイル
- Flareマップファイル
- Jsonファイル
- Luaファイル
- Replica Islandマップファイル
- Tエンジン4マップファイル
- TMW-eAthena collision files
本ソフトはWindowsのほかMacでも使えるため、ゲーム開発の仲間とデータを共有するのにも向いている。手軽にゲーム用のマップを作成したい場合には便利なツールだ。
ソフトウェア情報
- 「Tiled Map Editor」
- 【著作権者】
- Thorbjorn Lindeijer 氏
- 【対応OS】
- Windowsなど(編集部にてWindows 8で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 0.9.0(13/01/27)