レビュー
画質・表示サイズの両面から画像ファイルを圧縮できる画像加工用ソフト「Caesium」v1.7.0
圧縮内容を即時反映できるプレビューで画質の変化を確認してから処理可能
(2014/5/23 14:54)
「Caesium」は、画像ファイルの画質を下げることでファイルサイズを小さくしたり、画像のサイズそのものをリサイズすることができるソフト。Windowsに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
デジカメやスマートフォンの進化によって気軽に高画質な画像を撮影できるようになったが、高画質な画像ファイルはファイルサイズが大きくなってしまい、Webサイトに掲載したりメールに添付するのに向かない場合がある。
本ソフトで画像の品質や表示サイズを変更すれば、画像のファイルサイズを小さくすることができる。入力はJPEG/PNG/TIFF/BMPなど、出力はJPEG/PNG/BMPに対応しており、JPEG形式で出力する場合は画質を指定可能だ。
品質を下げればそれだけ画像のファイルサイズは小さくなるが、下げ過ぎると画質の大幅な劣化を招きかねない。本ソフトにはプレビュー機能が用意されており、行おうとしている圧縮処理がどの程度画質を変化させるか確認しながら作業することができる。
本ソフトは変換したい画像をドラッグ&ドロップなどで左側のペインに登録し、その下の設定で品質やサイズを調節し、変換前の画像を右上のペイン、変換後の画像のプレビューを右下のペインで確認しながら作業する仕組み。
画像のリサイズ機能はピクセル単位で絶対値を指定、またはパーセント単位でリサイズ率を指定可能。また、複数のファイルに対するバッチ処理機能や、指定されたピクセル値よりも元画像が小さかった場合に画像を拡大しないオプションなどを備える。
そのほか、本ソフトには変換時にExif情報を削除する機能が備わっている。ネットに画像を掲載したいときなど、元画像の画質・サイズを圧縮しつつ、不必要な情報を公開したくない場合などに重宝するだろう。
ソフトウェア情報
- 「Caesium」
- 【著作権者】
- Matteo Paonessa 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.7.0(13/11/26)