レビュー

「Visual Studio」拡張機能を常に最新に保つ拡張機能「Visual Studio Auto Updater」

「Visual Studio」の起動時にバックグラウンドで自動アップデート

「Visual Studio Auto Updater」v1.3

 「Visual Studio Auto Updater」は、「Visual Studio」にインストールされた拡張機能を自動更新する拡張機能。「Visual Studio 2013」に対応する拡張機能で、編集部にてWindows 8.1上の「Visual Studio Community 2013」で動作を確認した。“Visual Studio ギャラリー”から無償でダウンロードできる。

 「Visual Studio Professional」相当の機能をもつ無償版「Visual Studio Community 2013」が提供されたおかげで、ホビープログラマーにとってもVisual Studio拡張機能が身近な存在となった。拡張機能を活用すれば、「Visual Studio」の生産性をこれまで以上に高められるだけでなく、「Visual Studio」を自分好みにカスタマイズして、楽しく利用できるようになる。

 しかし、「Visual Studio」には拡張機能を自動でアップデートする機能がない。1つや2つだけならまだしも、それ以上になればアップデートの手間は馬鹿にならないものがある。支障さえなければ、この手の処理は自動でやってほしいところだろう。

 そこでお勧めしたいのが、「Visual Studio Auto Updater」だ。本拡張機能を利用すると、「Visual Studio」の起動時に拡張機能のアップデートの有無をバックグラウンドでチェックし、自動でアップデート処理を行う。ただし、MSI形式のインストーラーで提供されている拡張機能や、更新の際に管理者権限を必要とする拡張機能、「Visual Studio」の一部として出荷されている拡張機能は自動アップデートの対象外となるので注意。

 また、「Web Essentials」をはじめとする一部の拡張機能も自動アップデートを好まない開発者が少なくないことなどから、初期設定では自動更新の対象外となっている。自動更新の対象に含めるには、[ツール]-[Auto Update Extensions]メニューを開いて拡張機能のチェックをONにすればよい。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Auto Updater」
【著作権者】
Mads Kristensen 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.3(15/01/08)

(樽井 秀人)