レビュー
弾幕シューティングの基礎から応用までを実践形式で学べる「弾幕シミュレーション296」
避け方の基本から稼ぎのテクニックまで、図解付きのナビやデモプレイで学習をサポート
(2015/3/16 06:00)
「弾幕シミュレーション296」は、短いステージを実際にプレイしながら弾幕シューティングゲームのさまざまなテクニックを学習できる“弾幕シューティング練習用ゲーム”。フリーゲームとして公開されており、“ふりーむ!”のWebサイトからダウンロードできる。
ノービス・ミドル・アドバンスドの3レベル、それぞれ8つからなる計24のステージを、最終ステージ以外はどこからでも自由に選んでプレイ可能。おおまかな分類としてはノービスが弾幕シューティングゲームの基礎、ミドルが生存率を上げるための実践的なテクニック、アドバンスドが特殊な状況やスコア稼ぎについての指南といったところ。順を追ってプレイすることで徐々にステップアップしていけるような構成となっている。
たとえばノービスのステージ5で自機狙い弾をギリギリで避ける“チョン避け”を覚えたら、ミドルのステージ11ではこれを応用して敵弾を誘導し、画面の逆側に逃げる“切り返し”を学習する……といった流れ。各ステージは1分程度で、画面右側に表示されるナビゲーターによる解説や図解を見ながら進行する。
また、ステージ開始前にはより詳細な解説を読めるほか、デモプレイを再生することもできるため、自力で行き詰まった時はこれをお手本にすることも可能。どうしてもクリアできない場合は飛ばして別の学習へ進めるのも、初心者にはありがたいところだ。
自機は2種類用意されているがいずれも低速移動で攻撃が極太レーザーとなるタイプだったり、アドバンスドの学習内容としてレーザー発射時に自機周囲へ発生するエフェクトを活用する“オーラ撃ち”があるなど、学習内容はいわゆる“ケイブ系”シューティングに焦点を当てたものとなっている。とはいえ、ほとんどの学習内容は弾幕シューティング汎用のテクニックとして広く通用するものだ。
各ステージのクリア条件はほとんどがステージ最後までの生存だが、学習内容に応じて“すべての敵を速攻撃破”など特殊な条件がつくことも。ステージ毎にスコアが記録されるほか、各レベルの最終ステージは学習内容の総仕上げとなっており、ミッションクリア型のシューティングゲームとしてもやり込みがいがある。
なお、アドバンスドの最終ステージのみ、アドバンスドの他の全ステージクリアがステージ解放条件となっている。作者によれば『全てのステージをクリアする頃にはアーケードの弾幕シューティングを楽しくプレイできるようになっているはずです!』とのこと。さらに、普通のシューティングゲームのようなステージを通しでプレイする“サブモード”が実装予定で、こちらも楽しみな作品だ。
ソフトウェア情報
- 「弾幕シミュレーション296」
- 【著作権者】
- シーレ 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.03(15/02/22)