レビュー
Webカメラの映像を録画できるシンプルなツール「AG-Webカメラレコーダー」
独自形式で低負荷録画。一般的なコーデックを利用することも可能
(2015/8/4 17:00)
「AG-Webカメラレコーダー」は、Webカメラの映像を動画ファイルとして保存するツール。Windows XPから8.1に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10でも動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、同作者製の多目的グラフィックスソフト「AmuseGraphics」に付属している録画ツールを無償で単体利用できるようにしたもの。最近はWebカメラを標準装備しているノートPCやタブレットPCも少なくないが、そういったデバイスで録画を行いたい場合に役立つ。
本ソフトの特長は、画質がよくエンコード負荷の低いオリジナルコーデック“AGM-DCT”、“AGM-DCT+”が利用できる点。これらのコーデックを利用して録画すると拡張子が“AGM”の独自形式となり、そのままでは一般的な動画プレイヤーでは再生できないが、同梱の「AGMDecoder」をインストールして拡張子を“AVI”へ変更すれば「Windows Media Player」などでも扱える。また、同梱の「AGMPlayer」を利用して再生することも可能だ。
もちろん、広く用いられているMotion JPEG/WMV形式で保存することもできる。どのコーデックを利用して録画するかは、起動時に現れるダイアログやメイン画面で選択することが可能。
利用するには、まずメイン画面でWebカメラを選択する。本ソフトは複数のWebカメラ(フロントカメラとリアカメラなど)に対応しており、プルダウンメニューからどのWebカメラから録画するかを選択可能。Webカメラを選択すると、画面中央にプレビューが表示される。
次に、ビデオ形式とオーディオ形式を選択し、録画したファイルの出力先パスを指定する。オーディオは録音しない設定や、PCで再生されている音を録音する“ループバック音源”を選択することが可能。出力先のパスには録画日時を自動で付与するように指定することもできる。
これらの設定が済んだら[録画]を押して、録画処理を開始しよう。[停止]ボタンを押せば録画が終了し、動画ファイルが出力される。
そのほかにも、動画の画面上に日付・時刻を挿入する機能や、フレームレートを抑えてファイルサイズを制限する機能などを搭載。録画処理を止めるのを忘れたときのために、ファイルサイズや録画時間で制限する機能なども備える。
ソフトウェア情報
- 「AG-Webカメラレコーダー」
- 【著作権者】
- T.Ishii 氏
- 【対応OS】
- Windows XPから8.1(編集部にてWindows 10でも動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2.2(13/09/12)