REVIEW(10/07/01)
「Firefox」のデータベースと閲覧履歴をまとめて掃除する「PlacesCleaner」
パフォーマンスを改善しつつ、快適に履歴を検索可能に
「PlacesCleaner」は、「Firefox」の内部データベースを最適化しつつ、あまり訪問していないWebページの閲覧履歴を削除できる拡張機能。「Firefox」v3.5以降に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「Firefox」v3.6.6で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”からダウンロードできる。
「Firefox」を長く使っていると、ブックマークや履歴などの情報を保存するデータベース“places.sqlite”が肥大化し、動作速度が低下してしまうことがある。本拡張機能は、この“places.sqlite”を最適化することで、「Firefox」のパフォーマンスを改善できる。
またそれと同時に、訪問回数が設定した回数に満たないWebページの閲覧履歴を削除する機能も備える。不要な履歴を削除すれば、データベースのサイズを軽減できるのはもちろん、履歴から必要なページを探しやすくなるだろう。
使い方は簡単で、「Firefox」のステータスバーに追加されるホウキの形をしたアイコンをクリックするだけ。処理が終了するとデスクトップ画面右下にポップアップが表示され、どれだけ“places.sqlite”のファイルサイズが減少したかなどの結果を確認できる。
またオプションにより、“places.sqlite”の最適化を自動で行うか、そのつど手動でアイコンをクリックするかを指定可能。自動の場合は実行する間隔を指定できるほか、手動の場合は一度最適化したあと、指定した日数が経過するまではステータスバーからアイコンを非表示にするといった設定を行える。
そのほか、“places.sqlite”の最適化と同時に閲覧履歴を削除するかどうかを設定できるほか、履歴の削除対象とする訪問回数のしきい値を指定可能。さらに最適化を行う際に、“places.sqlite”のバックアップをとっておく機能も用意されている。
- 【著作権者】
- Irvin Chen 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 0.3.5.3(10/06/08)