REVIEW(10/07/09)
複数のリモート デスクトップ接続をタブで切り替えて同時利用できる「UltraRDC」
PCを複数台所持するパワーユーザーなどにお勧め
「UltraRDC」は、“リモート デスクトップ接続(RDC)”の接続設定をタブで複数管理できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。“CodePlex”のプロジェクトページからダウンロードできる。
本ソフトを利用すれば、同時に複数の“リモート デスクトップ接続”をタブで切り替えながら利用できる。同種のソフトとしてはマイクロソフト製の「RDCMan」があるが、同ソフトが非常に多くの接続設定を階層管理する管理者向けなのに比べ、本ソフトは比較的シンプルな作りで、PCを複数台所持するパワーユーザーなどにお勧め。
リモートPCへ接続するには、“Quick Connect”欄にPC名かIPアドレスを入力して[Enter]キーを押せばよい。さらに、“Quick Connect”欄の左側にあるボタンを押せば、より詳細な設定を施した上で接続できる。
一度接続を行うと、画面左側の“History”タブを押すと現れるサイドバー上から簡単に過去の接続設定を呼び出せる。また、“Favorite”サイドバーで任意の接続設定を管理することも可能。
そのほか、Windows 7のタスクバーに対応しているのも本ソフトの特長。ライブプレビューで複数タブの“リモート デスクトップ接続”の画面を確認できるので、接続先を切り替える際に便利。
なお、本ソフトからリモートデスクトップを利用する際は、接続先のPCの“リモート デスクトップ”の設定で、上から2番目の“リモート デスクトップを実行しているコンピューターからの接続を許可する”を選択する必要があった。セキュリティは多少甘くなってしまうので、家庭内のネットワークでの利用に留めておいたほうがよいだろう。
- 【著作権者】
- lstratman 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1(10/02/01)