REVIEW(12/04/04)
アウトラインプロセッサー「NanaTree」の派生版「NanaTerry」
選択した複数のノードを個別のウィンドウに表示できる機能が追加
「NanaTerry」は、アウトラインプロセッサー「NanaTree」の派生版にあたるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP/7で動作を確認した。作者のブログからダウンロードできる。
窓の杜ライブラリにも収録されている「NanaTree」は、リッチテキストに対応するアウトラインプロセッサーで、作成した文書を見た目そのままにHTMLファイルへ出力できる機能を搭載している。2009年12月に公開されたv1.0.5が最後のバージョンアップとなり、ソースファイルが公開されるとともに開発が終了していた。
その派生版である「NanaTerry」は今年3月11日に初版が公開され、その後もバージョンアップを繰り返し、4月1日公開のv1.0.5fが最新版となっている。変更点のひとつは、選択した複数のノードを個別のウィンドウに表示できる機能が追加されたこと。オリジナルの「NanaTree」では、各ノードの文章を切り替えてエディター画面に表示する仕組みとなっていたため、それぞれの文章を同時に見比べることができなかった。
また本派生版では、16×16ピクセルのBMP画像をノード用のアイコンとして利用できる上、ツリーの関係を示すために各ノードの先頭に表示されている“フォルダアイコン”を非表示にすることが可能。さらに、ツリー表示のフォント・文字サイズ・背景色も変更できるため、ツリーペインが飛躍的に見やすくなっている。
そのほか、メニューとツールバーの表示項目をカスタマイズできる機能や、[リンク文字]ボタンを押した際にノード名の一覧をポップアップする機能が追加されている。また、オートインデント機能も追加されているが、いくつか問題点が残っているとのこと。
- 【著作権者】
- Terry 氏、Nana 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows XP/7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.5f(12/04/01)