レビュー
TCP接続を監視してそのログを取得・表示するツール「TcpLogView」
“GeoLite City”などと組み合わせれば、接続先の国・都市といった情報も取得可能
(2013/4/18 10:27)
「TcpLogView」は、TCP接続を監視してそのログを取得・表示するツール。Windows 2000からWindows 8までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、64bit版OS向けのバイナリも用意されている。作者のWebサイトからダウンロード可能。
本ソフトは、現在開いているTCP接続のスナップショット(状態を保存したもの)を取得し、それを以前のスナップショットと比較することにより、TCP接続情報の差分を取得してログとして表示する。ログとして表示できるのは、イベントの種類(Open、Close、Listen)とその発生時刻、ローカルIPアドレス、リモートIPアドレス、リモートホスト名、ローカルポート、リモートポート、プロセスID、プロセス名など。管理者権限なしでも利用できるが、管理者権限で起動すればより多くの情報を取得できる。
さらに、“GeoLite City”や“IpToCountry.csv”といった無償のデータベースを利用して、リモートIPアドレスの国や都市を表示することも可能。データベースを“TcpLogView.exe”と同じフォルダに配置して“TcpLogView.exe”を起動すれば、“Remote IP Country”カラムに国・都市が表示されるようになる。
そのほかにも、ログの詳細をプロパティ画面で閲覧したり、TXT/CSV/TSV/HTML/XML形式で選択したログをエクスポートすることもできる。
ソフトウェア情報
- 「TcpLogView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000からWindows 8まで(64bit版を含む)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.00