レビュー
“応答なし”になったアプリケーションに関する詳細レポートを出力「WhatIsHang」
不具合報告の時にレポートを添付すれば原因究明に役立つ
(2014/11/28 11:00)
「WhatIsHang」は、システム内でハングアップしているアプリケーションを検出し、その詳細レポートを出力するツール。64bit版を含むWindows 2000からWindows 8までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
オンラインソフトを利用していると、ときどきウィンドウタイトルに“(応答なし)”と表示され、一切の操作を受け付けなくなってしまうことがある。この現象を一般に“フリーズ”、もしくは“ハングアップ”などと呼ぶが、本ソフトはそういったハングアップしてしまったアプリケーションのトラブルシューティングのためのツールだ。
メイン画面は上下分割型の2ペイン構成になっている。上ペインには、システム内でハングアップしている恐れのあるアプリケーションが検出され、そのプロセスに関する情報がリスト表示される。ただし、なかにはユーザーからの入力を待機しているだけで、正常に動作しているプロセスも含まれているので注意しよう。
下ペインには、上ペインで選択したプロセスの詳細情報が表示される。ハングアップしたプロセスを選択して[F9]キーを押せば、下ペインにコールスタックやスタックデータ、プロセッサーのレジスタ情報、メモリデータなどをレポートとして出力可能。もし愛用のオンラインソフトが頻繁にハングアップするようになってしまったら、「WhatIsHang」で得られたレポートを作者へ送ってみよう。きっとトラブルシューティングの役に立つはずだ。
なお、本ソフトには32bit版と64bit版があり、対象のプロセスに応じて使い分ける必要があるので注意。また、Windows Vista以降のUACが有効化された環境では、本ソフトを管理者権限で実行する必要がある。
ソフトウェア情報
- 「WhatIsHang」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 2000から8まで(編集部にてWindows 8.1で動作を確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.25