知っ得!旬のネットサービス
絵文字を使って暗号の基本が学べる学習サービス「Codemoji」
Mozillaが提供。ブラウザーを使って簡易なメッセージの暗号化および復号が可能
2016年7月28日 11:05
本連載では、最近新しくリリースされたか、またはネットで話題になった“旬の”ネットサービスを週替わりで紹介する。
「Codemoji」は、絵文字を使って暗号化が学べる学習サービス。「Firefox」の開発元であるMozillaが提供しており、暗号化のキーとなっている絵文字を一覧から探し、SNSなどを通じて送られたメッセージを復号するという作業を通じ、ITリテラシーが低いユーザーでも暗号の基礎が学べるようになっている。
利用にあたってはまず暗号化したいメッセージを入力したのち、絵文字の一覧の中から暗号化に使う絵文字をひとつ選んでクリック。すると暗号化されたメッセージが表示されるので、それらのページのURLをSNSで共有したり、メールで送るなどして相手に届ける。
受け取った側は絵文字の一覧から復号のキーとして用いる絵文字をクリックしながら探し、見つかればメッセージが復号される。特に回数制限によるロック機能はなく、総当たりすればいつかは見つかるが、こうした一連の作業により、暗号化が行われるプロセスとその仕組みを知ることができる。
暗号化のキーとなる絵文字は500個以上用意されているため、確実な復号を一切のヒントなしで行うのは難しく、実際の利用にあたっては相手からなんらかのヒントを教えてもらう必要がありそうだ。なおメッセージの入力に日本語は利用できずそのまま表示されてしまうため、入力を英語で行うか、あるいは日本語をローマ字で入力するなどの工夫が必要になる。
ソフトウェア情報
- 「Codemoji」
- 【提供元】
- Mozilla Foundation
- 【利用料】
- 無料