【第462回】
アクションシューティングゲーム「機装猟兵ガンハウンドX」体験版
戦場を駆け抜ける硬派なロボットアクションを体験せよ!
(11/09/30)
『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、編集部がピックアップした作品を毎週紹介していく。今回は、ロボットで戦場を駆け抜ける硬派なアクションシューティングゲーム「機装猟兵ガンハウンドX」の体験版を紹介しよう。
人型ロボットを操って戦う硬派なアクションシューティングゲーム
「機装猟兵ガンハウンドX」は、人型ロボットを操って敵機を倒しながらミッションの達成を目指す、ステージクリア型のアクションシューティングゲーム。2Dサイドビューの画面構成で、ステージには戦車、ヘリ、ロボットなどが多数登場し、戦場の緊張感が漂っている。ミサイルに対空兵器、近距離用の武器など、複数の攻撃方法があり、敵機やシーンに合わせて使い分けるなど、とっさの判断力が求められるのが難しくも面白いところだ。
なお、本作は2009年末に発売されたPCゲーム「機装猟兵ガンハウンド」を大幅にリメイクしたもの。現在開発中で、「機装猟兵ガンハウンドX」は仮称だ。BGMを、セガサターンの名作シューティングゲーム「サンダーフォースV」のBGMなどで知られる九十九百太郎氏の手により一新しているほか、キャラクターデザイン、ステージ構成、攻略方法、武装、演出にいたるまですべてが強化されており、旧作をプレイしたことのある人も楽しめる内容となっている。今回紹介する体験版ではステージ1のみプレイ可能で、製品版はPC版とコンシューマー版が年内に発売予定となっている。
前述のとおり、本作はさまざまな攻撃方法が用意されているのが魅力。製品版ではゲーム中に獲得したスコアを使って武装を追加できるようになる予定だが、体験版ではメインショットが連射に優れるマシンガン、サブショットが近接戦闘向けのパンチ、対空のメインショットが威力は高いが連射はできないライフル砲、対空のサブショットがロックオンした敵機を自動で追尾するロケットランチャーとなっている。
本作ではゲームパッドの使用が推奨されており、ゲーム中に[Enter]キーを押すと開くメニュー画面でパッドの設定ができる。キーボード利用時の主な操作方法は、カーソルキーの左右で移動、上下で射撃角度の調整、[A]キーでメインショット、[Z]キーでジャンプ、[X]キーでダッシュ、[S]キーでサブショット、[Ctrl]キーで射撃角度の固定、[Shift]キーで対空兵装への切り替え。なお、ダッシュは左右カーソルキーの二度押しでも可能だ。
画面左上にあるゲージが耐久力で、ゼロになるとゲームオーバー。コンティニューが用意されており、ステージの途中から再スタートが可能だ。
ダッシュパンチ、ブーストなど多彩なテクニックを使いこなそう
ゲームを優位に進めるためのテクニックとして大切なのは、ダッシュパンチだ。体験版のステージには大型の盾を持った人型ロボットが登場するが、パンチでしかダメージを与えられないため、ダッシュで一気に間合いを詰めてパンチを出すのが有効だ。また、ダッシュパンチを使えば、高い耐久力をもつ敵機を一撃で倒せることもあるので積極的に使っていきたい。さらに、パンチは敵弾を消せるのも便利だ。
そのほか敵弾への対処で有効なのが、[Z]キーを押しっぱなしにすると発動する“ブースト”だ。これは画面左上にある水色の“ブーストゲージ”がゼロになるまで空中を浮遊できるもので、ダッシュしてからジャンプ、ブースト発動とつなげれば、かなりの距離を飛べる。レーザーなど、強力な攻撃の回避に使っていきたい。
武装では、ロケットランチャーが便利だ。[Shift]キーを押すと近くの敵機を自動的にロックオンするので、あとは[S]キーを押せばロックオンした敵にロケット弾が発射される。ロックオンは最大4箇所まで可能だ。
そのほか、自機の耐久力が少なくなったときの切り札として“パージ”が用意されている。これは壊れた装甲を脱ぎ捨てて、耐久力を全回復させるというもの。[Shift]キーを押しながら[Ctrl]キーの二度押しで実行できるが、装甲を脱いだ分、移動速度はアップするものの受けるダメージ量は大きくなるリスクを背負う。まさに最後の手段だ。
気をつけておきたいのが、画面左上にある黄色い残弾ゲージ。残弾は兵器ごとに設定されており、これがゼロになると一定時間攻撃できなくなる。すばやく別の兵器に切り替えて攻撃を途切れないようにするなど、うまく工夫して戦おう。
体験版は1ステージだけだが、マシンガンだけで戦うもよし、効果的にロケットランチャーなどほかの攻撃を織り交ぜてもよしと、色々な戦い方ができるので、何度もプレイしたくなるのが面白い。巨大戦艦の原動力“ニュートロンポリマー”をめぐる戦いなど、ストーリー展開も気になるところ。精巧に描き込まれた2Dドットグラフィックや、金属の重厚感を感じさせるメカの動きとSEも魅力だ。
開発元のドラキューでは、下記リンクにあるラボサイトで意見や感想を募集しており、プレイヤーといっしょにゲームの完成度を高めていく予定とのことなので、気になる点や要望があれば、コメントを投稿しよう。体験版のダウンロードも、こちらのラボサイトからとなっている。本作は硬派なアクションシューティングが好きな人なら、きっと気に入るハズ。まずは、体験版でその世界に触れてみてほしい。
- 【著作権者】
- (株)ドラキュー
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Vista/7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- 体験版
- 【バージョン】
- β2.02(11/09/11)