やじうまの杜
今宵は月と火星と金星が接近! 今日の星空を再現してみた
「Mitaka」なら宇宙視点の位置関係も眺められます
2017年2月1日 17:44
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
今日の日没後、月と火星と金星が夜空に並んで見えるそうです。どんな風に見えるのでしょうか? そこで、国産の3D天体シミュレーター「Mitaka」を使って今日の夜空を再現して眺めてみました。
「Mitaka」を起動して[時刻]メニューから[時刻の設定]ダイアログを呼び出し、時刻を今日の18時30分にセット。西の空へ画面をスクロールすると、確かに月と火星と金星が並んでいます。でもちょっと地味……。
そこで、[表示]→[惑星]→[拡大率]とメニューを展開し、[拡大3]項目を選択します。するとそれぞれの星が大きく表示されて見やすくなりました。だいぶ天文ショー感が出てきましたね。たぶん、肉眼で見た時の印象はこんな感じなのではないでしょうか。
さらに、「Mitaka」なら実際の星の配置はどうなっているのかを簡単に観察することができます。[着陸・離陸]メニューの[着陸・離陸]項目を選ぶと、視点が宇宙に変わります。ここで、[ターゲット]→[太陽と惑星]メニューから[金星]項目を選び太陽系を上から眺められるように画面をスクロールさせると、地球と月と金星と火星がだいたい一直線になっているのがわかります。
地球の内側にある金星と外側にある火星が並んで見えるって、こういうことなんですね。壮大な宇宙のロマンを感じます。今夜もし晴れたら、実際の夜空で眺めてみようと思います。
© 加藤恒彦,4D2U Project,NAOJ