残業を減らす!Officeテクニック
Excelに自分専用ショートカットキーを設定して日々の作業効率を爆上げしよう
2025年6月30日 06:55
作業の効率を上げるためにショートカットキーを使いますよね。コピー&ペーストや上書き保存など、代表的なものは日常的に活用していると思います。Excelを使い込んでいる人なら、[Shift]+[Space]で行選択、[Ctrl]+[Space]で列選択、[Shift]+[F10]キーで右クリックメニューの表示など、一歩進んだショートカットキーを使っているかもしれません。
しかし、すべては覚えられませんし、そもそもショートカットキーが割り当てられていない機能もあります。そのような機能は[Alt]キーを押して、順番に英字キーを押して呼び出すこともあるでしょう。
ただ、この操作方法にも弱点はあります。例えば[挿入]タブは[N]キー、[表示]タブは[W]キーなど、ある程度覚えておく必要があります。覚えていない場合は表示された英字を見て、順番にキーを押すことになるわけで、マウスでクリックしたほうが手っ取り早いことも……。
今回は、よく使う機能を自分専用のショートカットキーで呼び出す小ワザを紹介します。なお、WordやPowerPointでも同様に設定可能です。
クイックアクセスツールバーに注目
[Alt]キーを押して、「クイックアクセスツールバー」に注目してください。「1」「2」「3」……と、数字が割り振られていることがわかります。
正確には、[Alt]→数字の順にキーを押して、割り当てられた機能を呼び出すのですが、操作上は[Alt]+[1]キーというショートカットキーを押して、該当する機能を呼び出している感覚です。
よく使う機能を登録しよう
要するに、任意の機能をクイックアクセスツールバーに登録しておけば、[Alt]+数字キーを押して、すばやく呼び出せるようになるわけです。
標準では[自動保存][上書き保存][元に戻す][やり直し]などの機能が登録されており、[▼]のメニューから選ぶものと思い込んでいるかもしれませんが、任意の機能を登録可能です。リボンにない機能の登録もできます。
[上書き保存]は[Ctrl]+[S]、[元に戻す]は[Ctrl]+[Z]のように、定番のショートカットキーが用意されている機能をクイックアクセスツールバーに登録しておく必要はないとも言えます。
利用時に毎回タブを切り替えて、メニューを辿って呼び出す必要のある機能を登録しておくといいでしょう。ここでは、例として[新しいウィンドウを開く]の機能を追加して、[上書き保存]の機能を削除してみます。
クイックアクセスツールバーには、左から順に数字が割り当てられます。上記の手順では4番目に[新しいウィンドウを開く]を登録したので、[Alt]+[4]キーで呼び出せるようになりました。
[Excelのオプション]から項目を選択して[▲][▼]をクリックして順番を入れ替えられます。なお、クイックアクセスツールバーに不要な機能はすぐに削除できます。いったん追加しておいて、使いながら整理するのもおすすめです。
毎回マウスで操作していた操作を、自分専用の“ショートカットキー”として登録してみてはいかがでしょうか。利用頻度が高い割に、毎度タブを切り替えていると感じている機能を登録しておくと便利ですよ。