いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】エクセルのシート操作もショートカットしたい! 一歩先の時短テクを伝授
2022年7月27日 06:55
ブックやシートの切り替えにもショートカットキーが便利
Excelのショートカットキーといえば、[Ctrl]キーと組み合わせる[C]:コピー、[V]:貼り付け、[Z]:元に戻す、などですよね。ほかにも、フィルターボタンの表示([Ctrl]+[Shift]+[L])、[セルの書式設定]ダイアログボックスの表示([Ctrl]+[1])、アクティブセルをA1に移動([Ctrl]+[Home])など、愛用するショートカットキーはいろいろあると思います。
しかし、多くは操作中のワークシート内での「ショートカット」です。例えば、セル範囲を[Ctrl]+[C]キーでコピーして隣のシートに貼り付ける時はどうしますか? シートタブをマウスでクリックしてワークシートを切り替えて[Ctrl]+[V]キーを押しているのではないでしょう
か。
マウスに手を移動させず、ワークシートの切り替えもショートカットしたいですよね? もう、キーボードから手を離してマウスをクリックする必要はありません。今回はワークシートの切り替え、追加、コピーなどのショートカットキーを紹介します。あわせてブックの切り替えと最小化のショートカットキーも覚えておくと便利です。
ワークシートの切り替えをショートカットで行う
基本の[Ctrl]+[PageDown]/[PageUp]キー
画面のスクロールするために[PageDown]/[PageUp]キーを押す機会は少ないと思いますが、ワークシートの切り替え用のキーとしては重宝します。[Ctrl]+[PageDown]キーで右隣、[Ctrl]+[PageUp]キーで左隣のワークシートに切り替え可能です。
お使いの機種によって[PgUp]/[PgDn]と表記されていることもあります。また、ノーパソコンなどは矢印キーと兼用されていて、[Fn]キーの同時押し([Ctrl]+[Fn]+[↓]/[↑])が必要なこともあるので気を付けてください。
ワークシートを追加する[Shift]+[F11]キー
[Shift]+[F11]キーで新規ワークシートを追加できます。ただ、必ず操作中のワークシートの左隣に追加されるので、意図しない位置に追加してしまった時はドラッグで移動してください。
なお、ワークシートの削除は[Alt]→[E]→[L]、シート名の変更は[Alt]→[O]→[H]→[R]と連続してキーを押して処理することも可能です。ただ、シートタブを右クリックしてメニューからの操作でも手間は変わらないと思いますので、好みで活用してください。
ワークシートのコピーは[Ctrl]キーを押しながらドラッグ
テンプレートとなるワークシートがある場合は、ワークシートを追加してから元となるデータをコピーするのは手間がかかります。シート見出しを[Ctrl]キーを押しながらドラッグしましょう。
ウィンドウの切り替えと最小化
起動中のウィンドウの切り替えは[Alt]+[Tab]キーを押します。Webブラウザーやエクスプローラーなどのウィンドウを含めて切り替えられます。すでに使っている人も多いでしょう。Excelのウィンドウのみを切り替える[Ctrl]+[Tab]キーよりもオススメです。
同じくWindowsのショートカットキー[Windows]+[↓]キーも便利。操作中のウィンドウを最小化できます。すべてのウィンドウを最小化するには[Windows]+[D]キー。デスクトップを表示します。
[Ctrl]+[PageDown]/[PageUp]キーだけでも効率アップ
ワークシート切り替えの[Ctrl]+[PageDown]/[PageUp]キーをだけでも作業効率はアップできるはずです。いつも使うショートカットに加えて、覚えておいてはいかがでしょう。
なお、[Alt]→[E]→[M]と連続してキーを押すと、ワークシートの移動やコピーに使える[移動またはコピー]ダイアログボックスを呼び出せます。ブック間でのワークシートの移動やコピーをよく使うならおすすめです。