いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】余計なシートの共有は情報漏洩の元! 特定のシートを新規ファイルにするテク
2024年2月7日 06:55
コピー&ペーストの必要なし!
複数のワークシートを含むファイルから、特定のシートだけを取り出したいことがありませんか? ファイルの共有時に余計な情報を知られたくないケースや、新規ファイルを作成する際に過去のデータを流用するようなケースです。
ファイル自体をコピーしてから不要なワークシートを削除したり、必要なセル範囲をコピペしたりする方法もありますが、[移動またはコピー]の機能が便利です。
利用頻度が高い割に、あまり知られていないテクニックだと思います。さっそく使ってみましょう。
[移動またはコピー]ダイアログボックスを利用する
既存のワークシートをコピーする場合、[移動またはコピー]ダイアログボックスを利用すると、操作間違いが少なくなります。特に複数のシートを操作する時はおすすめです。
[移動またはコピー]ダイアログボックスの[移動先ブック名]には、操作中のファイル名が表示されますが、実は新規ファイルとして[(新しいブック)]の選択が可能。コピーと同時に、新しいファイル(新しいブック)が作成されます。
あとは名前を付けて保存するだけです。元のファイルは閉じてしまって構いません。なお、[移動またはコピー]ダイアログボックスの[コピーを作成する]のチェックを付け忘れてしまった場合は、ワークシートの“移動”になります。
既存のファイルへのコピーにも便利
[移動またはコピー]ダイアログボックスは、操作中のワークシートを既存のファイルにコピーする場合にも使えます。[移動先ブック名]に開いているファイル名が一覧表示されるので、コピー先のファイル名を選択して、挿入先を指定します。
ドラッグ操作よりも速くて正確
[Ctrl]キーを押しながらドラッグしてワークシートをコピーすることもできますが、ファイル間では操作ミスが起こりがちです。新規ファイルの作成にも使える[移動またはコピー]ダイアログボックスをぜひ使ってみてください。