いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】更新されると困るファイルの共有時はどうする? 意図しない編集を防ぐテク
2024年4月24日 06:55
確認用のファイルは「読み取り専用」にしたい!
エクセルで作成した表の内容を関係者に伝える際、ファイルをメールに添付して送付することがありますよね。相手が遠隔地にいる時などは、お互いのパソコンでファイルを開いて、リモートで打ち合わせすることもあるでしょう。
同じファイルを開いているなら内容も同じはずですが、意図せずにファイルを更新してしまい、話がかみ合わなくなってしまう可能性もあります。エクセルの場合、数式が壊れてしまって修復できないという状況にもなりがちです。
今回はファイルを「読み取り専用」として開くことを促すメッセージを表示する方法を3つ紹介します。WordやPowerPointでも同様の操作が可能です。
完全にファイルの編集を禁止するわけではありませんが、メッセージが表示されることで「このファイルは更新してほしくないのだな」と相手に思わせる効果があります。また、自分も意識してファイルを編集するようになるので、更新データの共有忘れも回避できる効果があります。
エクセルの[情報]から設定する
エクセルの機能で「読み取り専用」に設定することもできます。ファイルを開く際にメッセージが表示され、[はい]を選択すると読み取り専用、[いいえ]を選択すると編集可能な状態でファイルが開きます。
書き込みパスワードで編集を禁止する
上記の2つは簡易的な「読み取り専用」の設定方法です。[名前を付けて保存]ダイアログボックスの[ツール]からパスワードを設定して編集を禁止することもできます。パスワードを知らない人は「読み取り専用」でのみ開くように制限可能です。
「読み取り専用」の設定方法を覚えておこう
読み取り専用のファイルを受け取った時に戸惑わないように、設定方法を覚えておきましょう。パスワードを設定した場合は忘れないように注意してください。