いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】必修ショートカットキーをマスターしてエクセル使いになろう!
2023年4月12日 06:45
絶対覚えておきたい基本のショートカットキー
[Ctrl]+[C]キーでコピー、[Ctrl]+[V]キーで貼り付け。学生時代からパソコンを使っている人には当たり前のショートカットキーですよね。[Ctrl]キーと組み合わせるショートカットキーとして、[S]キー:保存、[Z]キー:やり直し、[O]キー:ファイルを開く、などもよく使われます。
ほかにも[Ctrl]+英字キーと組み合わせは多々ありますが、利用頻度はまちまちです。作業効率が上がるモノから覚えるのが効率的。今回は、これまでスマートフォンやGoogleスプレッドシートが中心だった人に向けて、便利なショートカットキーをまとめました。まずはこれを覚えてエクセルビギナーを卒業しましょう。
フィルターを設定する[Ctrl]+[Shift]+[L]
既存の表の並べ替えや絞り込みをしたい時は「フィルターボタン」を使います。[データ]タブをクリックして[フィルター]ボタンをクリック、と操作するのは時間の無駄です。[Ctrl]+[Shift]+[L]キーでフィルターボタンの表示・非表示を一瞬で切り替えられます。
セルの書式設定は[Ctrl]+[1]
[日付]や[通貨]などのセルの表示形式や、表の罫線の設定などを設定する際、リボンにあるプルダウンメニューから選択するのは面倒です。[Ctrl]+[1]キーで[セルの書式設定]ダイアログボックスを呼び出してまとめて設定すると効率的です。
行は[Shift]+スペース、列は[Ctrl]+スペースで選択
行番号や列番号をクリックして、行・列を選択していませんか? 行は[Shift]+スペースキー、列は[Ctrl]+スペースキーを押してみてください。
直前の操作を繰り返す[F4]
繰り返しのショートカットキーは[Ctrl]+[Y]キーもありますが、押し間違えの少ない[F4]キーをオススメします。直前の操作が繰り返されるので、例えば列の挿入の直後に[F4]キーを押すと再び左側に列が挿入されます。
とりあえず試したい[Ctrl]+[E](フラッシュフィル)
セル内の文字列を分けて別々のセルに入力したい時は、関数を利用するのが確実ですが、エクセルに不慣れな状態で関数式に悩むと時間を無駄にしてしまいます。
2、3個の分割例を入力しておき、[Ctrl]+[E]キーを試してみてください。「フラッシュフィル」が動作します。
ワークシートの挿入は[Shift]+[F11]、切り替えは[Ctrl]+[PgDn]・[PgUp]
ワークシートの挿入にもショートカットキーがあります。[Shift]+[F11]キーを押すと、表示中のワークシートの左側に新規のワークシートが追加されます。また、[Ctrl]+[PageDown]キーで右のワークシートへ、[Ctrl]+[PageUp]キーで左のワークシートへ切り替えられます。
編集モードに切り替える[F2]、入力をキャンセルする[Esc]
セルを編集モードに切り替える時に利用する[F2]キーはご存じかもしれません。文字を入力・変換した後、誤変換に気づいて[Backspace]キーを連打していませんか? セルが編集状態であれば[Esc]キーで入力をキャンセル可能です。
全角カタカナに変換できる[F7]、半角英字に変換できる[F10]
日本語と英語の入力を切り替えるのに[半角/全角]キーを押しますよね。また、ひらがなからカタカナへの変換するためにスペースキーを連打していませんか? どちらの操作も不要です。
ひらがなから全角カタカナに変換できる[F7]キーと、「えxせl」のように、日本語入力モードのまま入力してしまった時に半角英数字に変換できる[F10]キーを覚えておきましょう。
なお、半角カタカナは[F8]キー、全角英数字は[F9]キーで変換可能です。[F9]キーと[F10]キーは押すたびに「小文字」→「大文字」→「先頭文字のみ大文字」が切り替わります。
[名前を付けて保存]ダイアログボックスを呼び出す[F12]
上書き保存する時は[Ctrl]+[S]キーを押すと思いますが、新しいファイルを保存すると時はどうしていますか? [ファイル]-[名前を付けて保存]をクリックとしなくてもいいのです。[F12]キーで[名前を付けて保存]ダイアログボックスを呼び出せます。既存のファイルを別名で保存したい時にも便利です。
番外編:エクスプローラーを表示する[Windows]+[E]、デスクトップを表示する[Windows]+[D]
Windowsに共通のショートカットキーも覚えておくと便利です。[Windows]+[E]キーでエクスプローラーを表示できます。[Windows]+[D]キーはデスクトップを表示、つまり、開いているウィンドウをすべて最小化できます。
気に入ったショートカットキーから使おう
今回紹介したショートカットキーは利用頻度の高いものばかりですが、一気に覚える必要はありません。使ってみて馴染むショートカットキーを探してみてください。