年賀状マナー再確認

第1回

年賀状には何を書けばいい? 宛名のレイアウトや通信面に添える言葉の選び方

(この記事は、2016年12月12~16日に配信した記事を再構成してお届けしています。)

 知っているようで意外と知らない年賀状のマナー。年賀状を作る前にきちんと確認しておきましょう。本連載では、年賀状Webの記事を抜粋してお送りします。なお、2017年6月の郵便料金改定により、通常はがきの料金が52円から62円に変更された影響で、年賀はがきを52円で差し出すことができる期間は、2017年12月15日(金)から2018年1月7日(日)までとなっています。それ以外の期間に差し出す場合には10円切手を追加で張り足す必要があるので注意しましょう。

年賀状の構成

 年賀状を書く上でまずチェックしたいのが、年賀状に記載する情報の構成です。表面(宛名面)の正しいレイアウトや、裏面(通信面)に載せておくべき要素を確認しておきましょう。

表面の構成

 原則として、はがきの裏面に合わせて、表面の縦書きと横書きを使い分けます。年に一度の新年のあいさつです。住所は省略せずに、都道府県やアパート、マンション名まで正確に記入しましょう。また、渡辺の「辺」が「邊」や「邉」という場合など、相手の氏名を正しく表記するよう気配りが必要です。

裏面の構成

 年賀状は本来、賀詞と日付、氏名で成立するのですが、基本的な文面構成には5つの要素があります。出す相手やデザインによって添える言葉を選んで構成しましょう。

賀詞(新年を祝う言葉)
「あけましておめでとうございます」「賀正」「謹んで新年のご祝詞を申し上げます」など
お世話になったことへのお礼やあいさつ
「旧年中は大変お世話になりました」「昨年中は何かとお世話になりありがとうございました」など
相手の健康や繁栄を願う言葉
「皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」「貴家御一同様のますますのご繁栄を祈念いたします」など
今後の指導や支援をお願いする言葉
「本年もどうぞよろしくお願いいたします」「本年も変わらぬご芳情を賜りますようお願い申し上げます」など
年号・日付、住所・氏名
「平成○○年元旦」「20XX年1月1日」など。裏面に差出人の情報を入れる場合は、郵便番号も忘れずに記載する