パッケージソフトとは別のタイプのソフトに、インターネット上で公開されている「オンラインソフト」があります。
パソコンショップの店頭などには並んでおらず、ホームページからISDNやADSLなどの“通信回線経由”でのみ入手できるためにオンラインソフトと呼ばれています。ソフトを製作しているのは個人が多く、ソフトを入手したいときは製作者本人のホームページのほか、さまざまなオンラインソフトを集めて紹介している専門のホームページからも入手できます。一部の有名なソフトは、パソコン雑誌の付録についているCD-ROMにも収録されています。
このオンラインソフトには2種類あり、作者の厚意でずっと無料で使える「フリーソフト」と、代価を支払う「シェアウェア」があります。シェアウェアの価格は数百円~数千円程度の良心的な価格が設定されていることがほとんどです。
シェアウェアはパッケージソフトと違い、“すべてのソフトが試食OK”です。手に入れて使ってみた段階ではまだ代価の支払いはしなくてよく、作者が定めた試用期間内はいくら使っても無料です。試用期間中だと機能制限のあるソフトもありますが、使い続けるかどうか判断がつくぐらいまでは使い込めるものがほとんどです。
試用期間中にそのソフトが気に入ったら登録料金の支払いをし、気に入らなかったらソフトを削除すればいいわけです。登録料金を支払うとパスワードが送られてきますので、これを入力すると全機能が使えるようになったり試用期間の限定が解除されたりします。