Quick Share for Windows

　「Quick Share for Windows（クイック共有）」は、Androidデバイスに搭載されているファイル共有機能。スマートフォンやタブレット、Chromebookなどのデバイス間で手軽にファイルをやり取りできるようにしたもので、iPhone/iPadの「Airdrop」に相当する。

　「Quick Share for Windows」があれば、スマートフォンで撮影した写真をPCの大画面で楽しめる。相手が自分のデバイスを発見し、共有できるかどうかを完全にコントロールできるほか、転送がエンドツーエンド暗号化（E2EE）で保護されるので、安心して利用できるのも魅力といえる。

　「Google アカウント」は基本的に不要だが、受信を許可する範囲を絞り込む場合のみログインが必要となる。セットアップは簡単で、他のユーザーに公開されるデバイスの名前と、受信を許可する範囲を指定するだけだ。

　送信は誰に対しても行えるが、受信側はそれを拒否する（送信先としてリストアップされないようにする）ことが可能。受信を許可する範囲は、以下の4つのオプションが選べる。

• 誰にも公開しない：共有を受信しない
• あなたのデバイス：自分が所有するデバイスからのみ共有を受信する。「Google アカウント」へのログインが必要
• 連絡先：連絡先に登録されているユーザーからのみ共有を受信する。「Google アカウント」へのログインが必要
• 全員：誰からの送信でも受け付ける。常に有効化するモードと、数分で自動的に無効化する「一時的」なモードがある

　転送時はBluetoothとWi-Fiが必要。Android側は「Android 6」以降であれば「クイック共有」が標準で搭載されている。