「パワポ生成AI」が無償公開 ～AIによるプレゼン資料の自動作成ツール、ChatGPTとも連携

無料ツール「パワポ生成AI」

　（株）ユーザーローカルは12月13日、プレゼンテーション資料をAIで自動生成するWebサービスツール「パワポ生成AI」を無償で提供開始した。

　プレゼン資料作成の実務では、全体の章立て（アウトライン）を決めて各スライドページを編集し、伝わりやすくするための画像を挿入する、といった数多くのタスクが存在するが、「パワポ生成AI」を利用することで、こうした煩わしい作業をまとめて自動化。AIが作成したPPTXファイルは、利用者が「PowerPoint」にて追加で編集することもできる。

　「パワポ生成AI」の特徴は、以下の3点。

プレゼン目的を選び、テキスト編集するだけですぐパワポ化

　「企画書・提案書」や「新商品の紹介」「講義資料」など、作成したい種類のテンプレートを選ぶだけで、スライドのアウトラインが自動で挿入される。必要に応じてあらすじのテキストを編集した上で、画面下部にある［パワポ（.pptx）ファイルをダウンロードする］ボタンを押せば、すぐにPowerPoint形式（.pptx）の資料が作成される。

生成AIによる、アウトライン自動生成

　［アウトライン自動生成］タブを選ぶと、生成AIが資料の内容を自動作成する。フォームにキーワードをいくつか入力するだけで、ざっくりとしたあらすじを生成AIが考えてくれる。

　キーワードを入力した際には、ユーザーローカル独自のAIによって関連しそうな単語をサジェストしてくれる。その中から資料に盛り込みたい単語を追加で選択すれば、米OpenAIの「ChatGPT」との連携により、アウトラインが自動生成される。

イメージ画像をスライドに自動挿入

　作成した資料内にイメージ画像を自動的に挿入する機能を備えている。今後、画像生成AIによって内容に沿った画像素材を自動作成する機能も提供予定。