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寄稿者が提供した記事をAIとコミュニティが編集する日本語のAI用語集が実験サービス開始

寄稿者にはAmazonギフト券やUSドルによる報酬も

 米国のスタートアップ企業であるAICU株式会社は、日本語のAI用語集「みんなでつくるAI用語集(β)」の提供をクリエイティブ・コモンズ(CC0)で開始した。急速に発展する生成AI分野において、正確な知識を集めて整理し、日本での生成AIの社会的認知度を高める目的のもと、期間限定で実施される。

 新技術や専門用語について、世界中の寄稿者がフォーマットに従い、用語定義や論文解説、サンプルコードや動画へのリンクなどを提供して登録。AIボット技術とコミュニティによって推敲され発信するクリエイティブ・コモンズ(CC0)に寄稿することで著作権の放棄を明確にし、匿名での参加も可能だ。

 また、「note」でのコミュニティへの参加など一定の実験への参加条件を満たすことで、Amazonギフト券やUSドルでの報酬を受けとることができる。

 同社は本プロジェクトで『日本語から世界に発信するクリエイティブAIコミュニティの醸成』を目指としている。多様なクリエイティブAIの使い手が広く知識を伝えることで、社会実装や相互理解に貢献する可能性を開拓し、日本の国際的なプレゼンス向上を高めるきっかけになることを期待しているとのこと。

AIDX

 AIDX株式会社は、2023年7月に徳田浩司が米国サニーベールに設立し、2023年10月に白井暁彦博士(デジタルハリウッド大学大学院客員教授)が参画したデジタルハリウッド大学の国際大学発ベンチャー企業。クリエイティブAI時代において、「AIDX(AI Driven user eXperience=AI主導のユーザーエクスペリエンス)」をビジョンに掲げ、PoC開発技術や、国際IP開発、AIDXワークショップ、メディアコミュニケーション、プロフェッショナル教育事業、クリエイターユニオンの運営などを行っている。

渋谷で行われる「Tokyo AI Festival」

 また、2024年3月23日~24日に開催される日本最大のAIコミュニティイベント「Tokyo AI Festival」にアドバイザーとして参加。国際イベントの企画、運営を通して「人がつなぐAI」をサポートしていくという。