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1枚の静止画からAIが人やキャラが動く動画を生成する「MagicAnimate」が公開

ソースコードに加え、Webブラウザー上で実際に動作するデモを利用できる

「MagicAnimate」のリリースページ

 「TikTok」を運営するByteDanceは12月4日(現地時間)、人物やキャラクターの静止画や動画と、モーションシーケンスデータを組み合わせて、動画を生成できる動画生成モデル「MagicAnimate」を発表、ソースコードとデモページを公開した。

リリースページに公開されているデモ動画

 「MagicAnimate」はソースコードが「GitHub」にて公開されており、下記のページからインストールできる。なお動作させるためには「Python」v3.8以降、「CUDA」v11.3以降、そして「FFmpeg」が必要。

「MagicAnimate」の「GitHub」ページ

 また下記ページからは、Webブラウザー上で実際に動作するデモを利用できる。

「MagicAnimate」のデモページ

 「MagicAnimate」の実力はぜひ動作させて確認していただきたいが、公開されている動画や、デモページで生成できる動画は非常に自然で、大きく崩れることは起きていない。

デモページでは「モナリザ」や実写の人物がモーションデータにあわせて動いている動画のデモンストレーションが見られる。

 また複数人の画像をベースにした動画生成も可能で、今後ショート動画や、動画CMなどにも活用が期待できる。

複数人の画像をベースにした動画生成も可能だ

 なお同様のツールにアリババが発表した「Animate Anyone」という動画生成モデルもあり、似た機能を実現しているが、こちらは実際に動作させた動画ファイルの公開に留まっており、デモやソースコードの公開に関しては“積極的に取り組んでいる”と説明している。

アリババが発表した「Animate Anyone」のリリースページ