【特集】
2003年上半期、人気ソフト・注目記事はこれだ!(後編)
今週はニュース記事、連載記事のアクセス数を集計
(03/07/17)
1週間のダウンロード数を集計する“かうんとだうん窓の杜”と、掲載された記事の中からアクセス数の多かった記事を紹介する“記事アクセスランキング”。今回の特集では、2003年上半期における窓の杜ライブラリからのダウンロード数と、掲載したニュース記事・連載記事のアクセス数を集計し、窓の杜の読者がどのようなソフト、記事に関心をもったのか振り返ってみよう。2週連続企画の後編となる今週は、前半でニュース記事のアクセス数TOP 10に加え、ニュース記事の中で特にアクセス数の多かったジャンルをピックアップする。後半では4つの連載“今日のお気に入り”“めも理と窓太のパソコン講座”“杜の道具箱”“週末ゲーム”に注目し、各連載のアクセス数TOP 5を紹介しよう。なお、昨年の年間アクセスランキングの結果は下記のと
おり。
□窓の杜 - 【2002年 年間記事アクセスランキング】02/01/08 - 02/12/15
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/12/24/accessranking.html
■ ニュース記事アクセスランキング
ニュース記事 総合 TOP 10
まずは、ニュース記事の総合順位から見ていこう。総合1位を獲得したビデオコーデック“DivX”は、10位内に5件もの記事がランクインするなど読者の関心が高かったことがうかがえる。最近はパソコンでテレビ録画が可能になり、できるだけきれいな画質を保ちつつ小さなファイルサイズで保存する際のコーデックとして、“DivX”は定番を確立したようだ。一方、フォントが10位中2件ランクインしていることも興味深く、特に大正や昭和初期の雰囲気を醸し出すフォント「懐流体1」は、約1カ月間の掲載にも関わらず多くのアクセスを得た。上半期では、ビッグタイトル“DivX”の圧勝という結果になったが、今回ランクインしたフォントのように、下半期も新作ソフトがランキングを奮わすことを期待したい。
スクリーンセーバー TOP 5
週間アクセスランキングでも、毎週上位に登場するスクリーンセーバーについて注目してみよう。スクリーンセーバー部門では、PlayStation 2専用RPG「FINAL FANTASY X-2」の公式スクリーンセーバー「FINAL FANTASY X-2 スクリーンセーバー」が、ゲームの大ヒットと相まって1位を獲得した。また、日本上空を飛ぶ航空機の位置や便情報を表示できる「今のフライトスクリーンセーバ」が2位にランクインしているが、掲載時期にテレビで放送されていたドラマ「GOOD LUCK !!」の影響が大きかったと予想できる。スクリーンセーバーは起動するだけで楽しめる手軽さから常に人気を集め、特に今回は世間で話題のテーマを扱ったスクリーンセーバーが上位にランクインする結果となった。
シューティングゲーム TOP 5
次にスクリーンセーバーと並んで人気の高いゲームの中で、定番のシューティングゲームに的を絞ってみよう。通常シューティングゲームと言えば、ザコキャラを倒しながら各ステージの最後に現れるボスを撃破するパターンが多い中、1位の「rRootage」はボスのみと戦う異色のシューティングゲームだった。さらに、4位の「Galax」は敵を“ハッキング”でコントロールするという斬新なシステムが盛り込まれ、それぞれシステムに工夫を凝らしたシューティングゲームの注目が高かった。また、巫女やメイドの少女が登場するシューティングゲームも上位にランクインし、キャラクターものの人気も根強いことが分かる。
■ 連載記事アクセスランキング
今日のお気に入り TOP 5
MPEG形式の動画をAVI形式に変換できる「MPG2AVI」が、他ソフトを引き離してトップを獲得した。そのほか、コーデックの調査ができるメディアプレイヤー「真空波動研」や、複数のMP3ファイルを無圧縮のZIPファイルにまとめる「MP3アルバムメーカー」など、マルチメディア関連のソフトに人気が集まった。
めも理と窓太のPC講座 TOP 5
4コママンガなどを用いて、パソコン初心者にもパソコンの仕組みを分かりやすく解説する連載だが、“DLL”“リソース”“バッチファイル”などパソコン中・上級者向けのテーマが上位にランクインする結果になった。難しい内容のテーマであっても毎回楽しい4コママンガが掲載されることもあり、幅広い層の読者に読んで頂けたようだ。
杜の道具箱 TOP 5
さまざまな使用シーンに合わせてソフトを紹介する連載ということもあり、よく使うフォルダへアクセスできる「FODH」や、パソコンのボリュームを調整できる「MasterVC」といった日常パソコンを使用する際に便利なソフトが上位にランクインした。また、1位を獲得した「原子記号スクリーンセーバー」は、堅いイメージがある元素記号を、スクリーンセーバーで楽しみながら学習できる点が受け入れられたようだ。
週末ゲーム TOP 5
ゴールデンウィークを満喫するために7本のゲームを紹介した“GWスペシャル”以外は、全て3Dゲームが上位を独占した。そのジャンルはアクション、カーレース、ロールプレイングと多岐にわたり、最近FPSゲームやMMORPGに代表される3Dで描かれたリアルな映像のゲームに読者は注目しているようだ。
■ まとめ
2週連続で2003年上半期の人気ソフト、注目記事を振り返ったわけだが、実際の順位と皆さんが考える順位でどれくらいの差があっただろうか。今回の特集をとおして、知らなかったソフトや、見逃してしまった記事などを発見できた人は、多くの人が興味をもったソフトを一度試してみてはどうだろうか。
(中井 浩晶)