タブ通知と名前付きタブスタックをサポートした「Vivaldi」v1.6が正式公開

「Vivaldi」v1.6.689.34

タブ通知

　ノルウェーのVivaldi Technologies ASは15日（日本時間）、Webブラウザー「Vivaldi」の最新版v1.6を正式公開した。今回のアップデートではタブ通知や名前付きタブスタックがサポートされたほか、タブ操作の強化が図られている。

　今回実装されたタブ通知は、タイトルの変更を監視するなどしてWebページの更新件数をタブにオーバーレイ表示する機能だ。たとえば、ソーシャルメディアやチャットなどのサービスで新着件数を把握するのに役立つ。

　また、本バージョンでは任意のタブスタックに名前を割り当てる機能が追加された。タブスタックとは複数のタブをドラッグ＆ドロップなどでひとまとめにしたもので、タブバーにあふれたタブを用途や目的に応じて整理するのに役立つ。名前を付けておけば自分がどのような意図でタブスタックを作成したのかを忘れずに済むだろう。なお、本機能は初期状態で無効化されており、利用するには設定画面から有効化する必要がある。

タブスタックに名前を割り当てる機能

　そのほかにも、［Ctrl］キーを押しながらタブをダブルクリックすることで、当該タブと同じドメインのタブを一括選択する機能を搭載。また、複数選択しているタブに対して適用できるコマンドも拡充された。たとえば、選択したタブをタブスタックへまとめたり、ウィンドウ内を分割してタイル表示したり、まとめてブックマークしたりすることが可能。さらに［Ctrl］＋［W］キーを利用すれば選択したタブをまとめて閉じることもできる。

選択したタブへ適用できるコマンドも拡充

　「Vivaldi」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることもできる。