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人気の高品質コーディングフォント「PlemolJP」v3.0.0 ~日本語グリフを約1.3万拡充
最新の「IBM Plex Sans JP」を早速採用
2025年7月2日 15:04
日本人プログラマー向けのコーディングフォント「PlemolJP」が6月29日(日本時間)、v3.0.0へと更新された。2024年12月、約半年ぶりのメジャーバージョンアップだ。
「PlemolJP」(プレモル ジェイピー)は、IBMのコーポレートフォント「IBM Plex」をベースにしたカスタムフォント。コンソールの表示やプログラミングのコーディングに適した固定幅(モノスペース)の「IBM Plex Mono」に、「IBM Plex」ファミリーの日本語フォント「IBM Plex Sans JP」をかけ合わせており、コメントなどに日本語が混じったソースコードも美しく表示できる。コンパイル時などにトラブルのもととなりがちな全角空白の混入に気づきやすいよう、独自のグリフを割り当てて可視化するなど、日本語ユーザー向けの工夫が凝らされているのも特徴と言える。
最新のv3.0.0では、「IBM Plex Sans JP」がv2.0.0(フォントファイルのバージョンはv1.003)へとアップデートされた。日本語グリフが1万3千個以上も追加されており、Googleの「Noto Sans CJK JP」やAdobeの「源ノ角ゴシック」に比べて収録文字数が少ない欠点が克服されている。一般的な用途でグリフ不足を感じることはもはやないだろう。
ただし、フォントファイルのサイズが従来の倍以上となっている点には注意。サイズを抑えたい場合は、「Regular」や「Bold」だけをインストールするなどの工夫が必要だ。
そのほかにも、「Nerd Fonts」がv3.4.0へと更新された。「Nerd Fonts」はターミナル用の記号などを収録した開発者向けフォントで、「PlemolJP_NF_vx.x.x.zip」というパッケージに含まれる。
ソフトウェア情報
- 「PlemolJP」
- 【著作権者】
- tawara(yuru7)氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 3.0.0(25/6/29)