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Googleの開発者向けフォント+IBMの日本語フォント=「Guguru Sans Code」が登場

商用での利用も可能な「OFL-1.1」ライセンスで

「Guguru Sans Code」(通常版)

 日本語環境に適したコーディングフォント「Guguru Sans Code」が、8月3日に試験公開された。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは縛りの比較的緩い「OFL-1.1」。商用での利用や改変、コンテンツへの組み込みなども可能だ。



 「Guguru Sans Code」は、Googleが開発した開発者向けフォント「Google Sans Code」と、IBMが自社ブランドのために開発した高品位日本語フォント「IBM Plex Sans JP」をかけ合わせて作られたコーディングフォント。「Google Sans Code」だけでは日本語コメントの表示などにグリフが足りないが、「Adobe-Japan1-7」を完全網羅する「IBM Plex Sans JP」が組み合わさっているので心配は無用。全角スペースの可視化もされており、日本語環境での利用に最適だ。

Googleが開発した開発者向けフォント「Google Sans Code」

 バリエーションは、以下の2種類。半角文字と全角文字の幅を厳密に1:2にしたい場合は前者を、そうでない場合は後者がよいだろう。

  • GuguruSansCode(通常版):「Google Sans Code」を縮小することで、半角1:全角2の文字幅比率となるように合成
  • GuguruSansCode35(35版):「Google Sans Code」を縮小せずに合成し、半角3:全角5の文字幅比率としたバリエーション。半角1:全角2と比べ、英数字などの半角文字がゆとりのある幅で表示される
「GuguruSansCode35」(35版)。半角1:全角2と比べ、英数字などの半角文字がゆとりのある幅で表示される

 執筆時現在のバージョンは、v0.0.2。まだ試験提供とのことで、これからも細かい修正がありそうだが、品質向上に協力したいユーザーはぜひ試してみてほしい。

 また、作者のtawara氏はほかにもさまざまな日本語コーディングフォントを制作している。こちらも要チェックだ。

ソフトウェア情報

「Guguru Sans Code」
【著作権者】
tawara(yuru7)氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
0.0.2(25/08/03)