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今度は「0xProto」+「IBM Plex」 ~日本人プログラマー向けフォント「Explex」が登場

「GitHub」で試験公開

プログラミング向けフォント「Explex」

 プログラミング向けフォント「Explex」が9月8日、試験公開された。現在、「GitHub」のリリースページから無償でダウンロード可能。

 「Explex」は「0xProto」「IBM Plex Sans JP」をかけ合わせて、半角1:全角2の比率で等幅化したフォント。一部に「Hack」フォントの記号も組み合わされている。

 「0xProto」フォントはターミナルやコードエディターでも高い視認性を発揮するが、日本語グリフを含んでおらず、日本人プログラマーにとっては少し扱いづらい。この欠点をIBMが自社のロゴやドキュメントなどで使う目的で制作した高品位フォント「IBM Plex」で補ったのが本フォントだ。先日、「0xProto」フォントに太字が追加されたのをきっかけに、「白源」「PlemolJP」「UDEV Gothic」などの開発者向けフォントで定評のあるtawara氏が制作した。まだ試験公開という扱いだが、十分な品質が期待できる。

 「Explex」には4つのバリエーションがあり、それぞれレギュラー・ボールド・イタリック・イタリックボールドの3字体が選べる。

  • Explex:もっとも基本的なバリエーション。ASCIIコードの英数字記号は「0xProto」、残りは「IBM Plex」
  • Explex Console:コンソールでの表示に適したバージョン。ASCIIコード以外の記号も多くが「0xProto」「Hack」ベースの半角に
  • Explex35:「0xProto」オリジナルのグリフサイズを維持して「半角3:全角5」の幅に。ゆったりした表示
  • Explex35 Console:「Explex35」をコンソール向けに。「Explex Console」よりゆったりした表示
ゆったりした表示の「35」版
4つのバリエーション、それぞれレギュラー・ボールド・イタリック・イタリックボールドの3字体が選べる

 ライセンスは「OFL-1.1」で、個人利用・商用にかかわらず無償。Webサイトに埋め込むだけでなく、改変して派生フォントを開発したり、アプリやゲームなどに組み込むこともできる。

ソフトウェア情報

「Explex」
【著作権者】
tawara(yuru7)氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.0.2(24/09/08)