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「Noto」を日本人プログラマー向けにアレンジしたフォント「NOTONOTO」が試験公開
AndroidやChrome OSでおなじみの「Noto」フォントをコーディングでも使いやすく
2024年10月1日 10:01
日本人開発者向けに設計されたプログラミング用のフォント「NOTONOTO」が9月29日、試験公開された。現在、「GitHub」のリリースページから無償でダウンロード可能。
「NOTONOTO」は、Googleがオープンソースで提供している「Noto」フォトファミリーのうち、「Noto Sans Mono」と「Noto Sans JP」を合成して作られたフォント。アルファベットや記号はソースコードやターミナルで読みやすい等幅フォントで表示するが、それ以外の文字を日本語テキストの表示を優先して「Noto」フォトファミリーの日本語サンセリフフォントで補っている。
「Noto」は“No more to fu(豆腐)”を合言葉に、Unicode標準をフルサポートしている。つまり、テキストをレンダリングする際、フォントデータがない場合に表示される四角い記号(いわゆる“豆腐”)は撲滅されている。「NOTONOTO」でも日本語テキストを表示する限り、“豆腐”を目にすることはないだろう。
「Android」や「Chrome OS」でおなじみの「Noto」フォントを、コーディングシーンでも使いたいユーザーに最適といえる。制作は「白源」や「PlemolJP」、「UDEV Gothic」|n@@などで定評のあるtawara氏なので、品質にも問題はないはずだ。
「NOTONOTO」は全9種類のウェイト、半角・全角の幅比率が異なる4つのバリエーションが用意されている。
- NOTONOTO:文字幅比率「半角1:全角2」の通常版。「Noto Sans Mono」は基本的にラテン文字のみ
- NOTONOTO Console:コンソールでの利用を考慮し、「Noto Sans Mono」を主体としたバージョン
- NOTONOTO35:「半角3:全角5」にしたバリエーション。英数字が通常版の「NOTONOTO」よりも広く余裕をもって表示される
- NOTONOTO35 Console:「NOTONOTO35」の「半角3:全角5」バリエーション
また、「NOTONOTO」はコーディング用途を考慮して全角スペースを可視化しているが、そうではないバージョンも用意されている。
ライセンスは「OFL-1.1」で、個人利用・商用にかかわらず無償。Webサイトに埋め込むだけでなく、改変して派生フォントを開発したり、アプリやゲームなどに組み込むこともできる。
Noto Sans Mono と Noto Sans JP を合成したプログラミング向けフォント、NOTONOTO を試験的に公開しました🥳https://t.co/5VGPLt8ByJ
— たわら ¦¦ HackGenのひと (@tawara_san)September 29, 2024
"No more tofu (豆腐はいらない!)" が語源の、プレーンでクセの無いNotoシリーズをコーディングでも使いたい方のために。pic.twitter.com/RrM8OExzf3
ソフトウェア情報
- 「NOTONOTO」
- 【著作権者】
- tawara(yuru7)氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.0.2(24/09/29)