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Googleが変体仮名フォント「Noto Hentaigana」をリリース ~蕎麦屋の看板などを再現可能

Unicodeに登録されている変体仮名286文字をカバー

「Noto Hentaigana」v1.000

 米Googleは2月27日(日本時間)、変体仮名を表示できるフォント「Noto Hentaigana」をリリースした。すべての文字を表せるようにする取り組み「Noto」プロジェクトの一環として制作された。現在「GitHub」のリリースページから無償でダウンロードできる。

 変体仮名(へんたいがな)は、ひらがなの異体字。かつてのひらがなは1つの音に対して複数の字形をもっていたが、明治時代に一母一字へと統一(現用字体)され、それ以外の変体仮名は廃れていった。しかし、現在でも蕎麦屋の看板などで目にすることがある。

現在でも蕎麦屋の看板などで目にすることがある「きそば」(上)。下は「しるこ」

 「Noto Hentaigana」は、国立国語研究所が作成した「NINJAL」フォントなどを参考に制作されており、Unicodeに登録されている変体仮名286文字(U+1B001~U+1B11E)をカバーする。「Android オープンソースプロジェクト」(AOSP)にも追加されており、Androidの日本語環境改善にも役立てられているとのこと。

 フォーマットはTTF/OTF形式、ウェイト(太さ)は7種類で、可変フォント(バリアブルフォント)にも対応する。ライセンスは縛りの比較的緩い「SIL Open Font License 1.1」(OFL-1.1)。個人利用・商用にかかわらず無償で利用できるだけでなく、Webサイトに埋め込んだり、改変して派生フォントを開発したり、アプリやゲームなどに組み込むこともできる。

ソフトウェア情報

「Noto Hentaigana」
【著作権者】
Google
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.000(24/02/27)