「Unicode 16.0」が公開 ～エジプト象形文字、レガシーコンピューティング記号を大量追加

「Unicode 16.0」で追加されたエジプト象形文字

　The Unicode Consortiumは9月10日（米国時間）、「The Unicode Standard, Version 16.0」を発表した。「Unicode 16.0」では、5,185の新たな文字が追加。総計で154,998文字にまで達した。

　追加された文字の多くはエジプト象形文字で、その数は3,995文字となっている。そのほかにも7つの新しい文字体系、7つの新しい絵文字、レガシーコンピューティング環境で使われていた700以上の記号が追加されているとのこと。

「Unicode 16.0」で追加された絵文字

レガシーコンピューティング環境で使われていた700以上の記号が追加

　日中韓（CJK）統一表意文字に変更はないが、既存の36,000以上の文字に日本語の「文字情報基盤」のソース参照が追加された。これは行政で用いられる人名漢字等約6万文字を整備するプロジェクトで、「髙」（はしごだか）をはじめとする多くの文字（JMJ-xxxxxx）が文字コード表に加えられている。

既存の36,000以上の文字に「文字情報基盤」のソース参照が追加

　そのほかにも、「Unicode 16.0」リリースに合わせ「Last Resort Font」フォントなどがアップデートされた。