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「ビャンビャン麺」も表示可能に ~Dev版「Windows 11」Build 26120.1930でテスト開始

新しい「Windows Sandbox」クライアントのプレビューも全ユーザーに開放

Microsoft、「Windows 11 Insider Preview」Build 26120.1930をDevチャネルでリリース

 米Microsoftは10月4日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 26120.1930(KB5044388)をDevチャネルでリリースした。UnicodeのCJK統合漢字拡張G、H、Iをサポートした新しい簡体字中国語フォント(Simsun-ExtG)が追加されている。

「ビャンビャン麺」の文字(U+30EDD)も表示可能

 このフォントには、9,753の表意文字が含まれる。非常に要望の多かったという「ビャンビャン麺」の文字(U+30EDD)も表示可能だ。

  • Unicode CJK統合漢字拡張G 30000-3134A(4,939文字)
  • Unicode CJK統合漢字拡張H 31350-323AF(4,192文字)
  • Unicode CJK統合漢字拡張I 2EBF0-2EE5D(622文字)

 これらの文字を表示するにはアプリケーション側も必要だが、OSに文字が含まれるようになったことで対応が進むことに期待したい。

 そのほかにも、Build 26120.1912からDevビルドでも段階的に導入されていた新しい「Windows Sandbox」クライアントのプレビューが開発チャネルすべてのテスターに開放された。ランタイム(実行時)クリップボードリダイレクト、オーディオ・ビデオ入力コントロール、ホストとのフォルダー共有機能がサポートされるほか、コマンドラインでの実行が初期実装されている。

 「Windows 11 Insider Preview」のDevビルドは「Windows 11 バージョン 24H2」をベースとしており、同バージョンに搭載される可能性のある新機能がテストされる。ただし、それら新機能の多くは「Control Feature Rollout」(CFR)と呼ばれる仕組みで段階的に展開される。そのため、最新ビルドへアップグレードしたからといってすぐに新機能が利用できるようになるとは限らない。また、テストの結果、製品版OSには採用されないことがある点にも注意したい。