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Windows 10/11に「Noto」フォントが標準搭載へ ~日中韓のWebブラウジングが改善
Release Previewチャネルでテスト開始
2025年3月14日 16:07

Windows 10/11に「Noto」フォントが標準搭載されるとのこと。日本語、中国語および韓国語(CJK)環境におけるWebブラウジングで、テキスト品質の改善とカスタマーエクスペリエンスを向上させるのが目的だという。
「Noto」は、あらゆる言語を表記できることを目指して制作されたグローバルフォントコレクション。「Noto」とは、ラテン語で「書く、印をつける、書き留める」などを意味する。また、フォントにグリフデータが含まれていないときに表示される四角い記号――俗に『豆腐』と呼ばれる――をなくすという目標「NO TOfu」の略でもある。
「Noto」フォントは「Android 6.0」以降に標準で含まれており、ライセンスも比較的縛りの緩い「Open Font License」だ。そのため、日本のWebサイトでも広く採用されている。Windowsにも標準搭載されれば、Webデザイナーの意図により忠実なレンダリングになるはずだ。
なお、この変更は以下のRelease Previewチャネルで実施されている(いずれも米国時間3月13日リリース)。
- Windows 11 バージョン 23H2:Build 22631.5116(KB5053657)
- Windows 10 バージョン 22H2:Build 19045.5674(KB5053643)
大きな問題がなければプレビュー更新プログラムでテストされたのち、来月以降のパッチチューズデー(Windows Update)で一般展開されるだろう。