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定番のファイルコピーツール「TeraCopy」v3.0、アーキテクチャーをゼロから再設計

複数のファイル転送ジョブを単一のウィンドウへまとめて表示可能になるなどの改善も

 定番のファイルコピーツール「TeraCopy」の最新版v3.0が、23日に公開された。メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、より高速で、より拡張性の高いアーキテクチャーを目指してコードがゼロから書き直されているという。

 「TeraCopy」は、ファイルを短時間かつ確実にコピーできるよう設計されたユーティリティー。バッファーを動的に調整してディスクドライブのシーク時間を短縮できるほか、非同期コピーにより異なる物理ディスク間のファイル転送を高速化することが可能。失敗したファイルコピーのリカバリーや、破損したファイルのスキップなども行える。シェル統合により、「エクスプローラー」でファイルをドラッグ&ドロップするだけで利用できるのも手軽でよい。

 対応OSはWindows Vista以降で、非商用に限り無料で利用可能。商用の場合は“Pro”ライセンス(税込み2,431円)を購入する必要がある。

「TeraCopy」v3.0
シェル統合

 「TeraCopy 3.0」では、複数のファイル転送ジョブを単一のウィンドウへまとめて表示できるようになった。また、転送ファイルのリストが改善され、フォルダーのリストアップに対応した。もしフォルダーを転送する際に失敗があれば、失敗したファイルだけが表示される。

複数のファイル転送ジョブを単一のウィンドウへまとめて表示

 さらに、転送ファイルのリストがメモリではなくディスクで保持されるようになり、ファイルの数に制限がなくなった。そのほかにも、総ファイルサイズの計算を行わず、即座にコピー処理を開始できるようになったほか、CRC32の代わりにMD5/SHA-1でファイルをチェックする機能や、帯域幅を節約するモードが追加された。

ソフトウェア情報

「TeraCopy」
【著作権者】
Code Sector Inc.
【対応OS】
Windows Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用利用のみ)
【バージョン】
3.0(17/02/23)