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「Firefox」v53.0.2が公開 〜不具合と脆弱性を修正

“WebGL”で利用の「ANGLE」ライブラリに解放後利用の脆弱性、Windows版にのみ影響

「Firefox」v53.0.2

 Mozillaは5日(太平洋時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版v53.0.2を公開した。本バージョンは、フォームバリデーションエラーや日付選択パネルが正しく表示されるように修正されたほか、脆弱性への対応が盛り込まれている。

 Mozillaが公開したセキュリティアドバイザリによると、今回修正された脆弱性は1件。“WebGL”で利用されている「ANGLE」グラフィックスライブラリに解放後利用(use-after-free)の脆弱性が存在し、「Firefox」をクラッシュさせられる恐れがあるという。深刻度はMozilla基準で4段階中上から2番目の“High”で、Windows版にのみ影響する。

 「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 なお、v53.0.1はAndroid版のみが公開されており、デスクトップ版のリリースはない。