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緊急地震速報を受信・通知する「SignalNow Express」の後継「SignalNow X」が無償公開

旧版とほぼ同等の機能を備えつつも、新規設計により拡張性が増す

「SignalNow X」v1.0.0.0
気象庁が提供する“高度利用者向け”の緊急地震速報を受信するタスクトレイ常駐型ツール

 ストラテジー(株)は1日、緊急地震速報を受信・通知する無償ソフト「SignalNow Express」の後継版「SignalNow X」を無償公開した。旧版とほぼ同等の機能を備えつつも、新規設計により拡張性が増しているという。

 「SignalNow X」は、気象庁が提供する“高度利用者向け”の緊急地震速報を受信するタスクトレイ常駐型ツール。“一般向け”の緊急地震速報よりも速報性を優先しており、誤報の可能性は高くなるものの、いち早く速報に接することができるのが利点だ。

 利用するにはまず、[設定]タブで“所在地”を設定する。“所在地”は緯度・経度で指定する仕組みだが、県庁所在地であれば[県庁所在地一覧]ダイアログから簡単に入力が可能。「SignalNow X」が高度利用者向け緊急地震速報を受信すると、この“所在地”における震度や到達までの猶予などを計算し、知らせてくれる。

 [設定]タブでは、そのほかにも震度やマグニチュードなどによる“通報条件”が指定可能。指定した条件で仮想的に地震を発生させ、“所在地”における影響を算出する[訓練]機能や、ユーザーインターフェースのデザインを切り替えるテーマ機能などを備える。

[設定]タブで“所在地”を設定
指定した条件で仮想的に地震を発生させ、“所在地”における影響を算出する[訓練]機能

 「SignalNow X」はWindows 10に対応しており、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。ダウンロードの際はメールアドレスの登録が必要となる。なお、開発元にてWindows XP/7/8での動作も確認されているが、Windows 10以外はサポートの対象外となるので注意。

ソフトウェア情報

「SignalNow X」
【著作権者】
ストラテジー(株)
【対応OS】
Windows 10(開発元にてWindows XP/7/8でも動作確認済みだがサポート対象外)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0.0(17/07/01)