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「IE11」の「VBScript」実行が初期状態で禁止へ ~「Windows 10 Fall Creators Update」

「Windows 10 Insider Preview」Build 16237でテストすることが可能

公式ブログ“Microsoft Edge Dev Blog”での発表

 米Microsoft Corporationは7日(現地時間)、今秋にリリースされる予定の「Windows 10 Fall Creators Update」より、「Internet Explorer 11」における「VBScript」の実行を初期状態で無効化することを明らかにした。無効化されるのはインターネットゾーンと制限付きサイトゾーンのWebサイトで、同日付けでリリースされた「Windows 10 Insider Preview」Build 16237でテストすることが可能。

 「Internet Explorer 11」では「VBScript」の利用が推奨されておらず、標準のドキュメントモードである“IE=11”モードでは動作しない。しかし、互換性を確保するため、それ以外の古いドキュメントモードでは「VBScript」が許可されていた。

 ただし、これはあくまでも一時的な措置であり、将来的にはすべてのドキュメントモードで「VBScript」が初期状態で禁止される。それでも「VBScript」を利用したい場合は、レジストリを書き換えることで有効化することも可能。同社が提供する「簡易修正ツール」などを利用して設定を書き換えることもできる。

ドキュメントモード“IE=10”の「Internet Explorer 11」で「VBScript」を実行
「VBScript」をすべてのドキュメントモードで禁止するために同社が提供している「簡易修正ツール」