ニュース

Google、機械学習のデータセットを視覚化するオープンソースツール「Facets」を公開

「Jupyter」のノートブックやWebページに埋め込んで利用できる

公式ブログ“Research Blog”のリリース記事

 米Google Inc.は17日(現地時間)、機械学習のデータセットを視覚化するためのオープンソースツール「Facets」を公開した。ソースコードは“GitHub”のプロジェクトページから入手可能。デモサイトも用意されている。

 「Facets」は、同社の機械学習プロジェクトPeople + AI Research Initiative(PAIR)との協力で開発された、機械学習の訓練データを理解・分析するための可視化ツール。バックエンドは「TypeScript」、ビジュアライズ部分は“Web Components”のためのライブラリ「Polymer」で実装されており、「Jupyter」のノートブックやWebページに埋め込んで利用することができる。

 「Facets」は“Overview”と“Dive”という2つの視覚化ツールで構成されており、“Facets Overview”ではデータセットの概要や、2つ以上のデータセットの比較を行うことが可能。“Facets Dive”では、多次元データポイントをインタラクティブに探索することが可能だ。

“Facets Overview”(同社リリースより引用、以下同)
“Facets Dive”