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Google、機械学習モデルのサービスシステム「TensorFlow Serving 1.0」をリリース

機械学習ライブラリ「TensorFlow」で訓練したモデルを管理し、APIを通じて実行

公式ブログ“Google Developers Blog”

 米Google Inc.は7日(現地時間)、「TensorFlow Serving 1.0」を公開した。昨年2月に発表されたオープンソースプロジェクトで、今後は「TensorFlow」のリリースに合わせてマイナーバージョンが刻まれていくという。

 「TensorFlow Serving」は、機械学習ライブラリ「TensorFlow」で訓練したモデルのライフサイクルを管理し、APIを通じてクライアントからの要求を処理するためのサーバーで、プロダクション環境での運用にも耐えうるパフォーマンスを持つ。実際、同社では「TensorFlow Serving」をプロダクション環境で用いているプロジェクトが800以上存在するという。

 「TensorFlow Serving」はC++言語で開発されており、Linuxをサポートする。ソースコードは、同社が開発したビルドツール「Bazel」を利用してコンパイル可能。また、ユーザーからのリクエストの応え、“apt-get”コマンドで簡単にインストールできるバイナリも提供されるようになった。Linux環境以外でサーバーバイナリを利用する場合は、「Docker」のコンテナが利用できる。