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Webサーバー「nginx」に再び致命的な脆弱性、修正版が公開

「ngx_http_rewrite_module」のバッファオーバーフロー、認証なしでリモート攻撃

「nginx」に致命的な脆弱性(CVE-2026-9256)、修正版が公開

 米F5は5月22日(現地時間)、Webサーバーシステム「nginx」(エンジンエックス)に致命的な脆弱性があることを明らかにした。「ngx_http_rewrite_module」にヒープバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2026-9256)があり、悪用されると外部からワーカープロセスのクラッシュ(DoS)が引き起こされるほか、「ASLR」が無効化された環境などでは、最悪の場合、任意のコードが実行されてしまう可能性があるという。

 同社によると、この問題は「ngx_http_rewrite_module」の「rewrite」命令の処理に起因する。重複・ネストしたPCREキャプチャーグループで複数のキャプチャー参照($1、$2など)を含む置換文字列を使用した場合のチェックに問題があるようで、リモートの認証されていない攻撃者が、細工したHTTPリクエストを送るだけで悪用できてしまう。

 深刻度の評価は、「CVSS 4.0」の基本値で「9.2」(10点満点、Critical)。v0.1.17からv1.31.0までの広いバージョンに影響する。

 問題を解決するには、修正版の「nginx」v1.31.1(mainline)/v1.30.2(stable)以降へアップデートすることが望ましい。すぐに対処できない場合は、「rewrite」ディレクティブの番号付きキャプチャーを名前付きキャプチャーに置き換えることで緩和できる。

 なお、0.x系はサポートを終了しているため、アップデートが提供されない点には注意。