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「nginx」が「HTTP/3」を実験的にサポート ~v1.25.0のmainline版で

クロスプラットフォーム対応・オープンソースのWebサーバーシステム

「nginx」の最新版v1.25.0が公開

 クロスプラットフォーム対応・オープンソースのWebサーバーシステム「nginx」(エンジンエックス)が5月23日、v1.25.0へとアップデートされた。安定性より新機能の追加と不具合の修正を優先した「Mainline」バージョンの最新版となる。

 「nginx 1.25.0」では、「HTTP/3」が実験的にサポートされた。「HTTP/3」はHTTPの新しいバージョンで、TCPに代わるトランスポートレイヤープロトコルとしてUDPベースの「QUIC」を採用。「HTTP/2」に比べ接続にかかる時間が短縮される、パケットの配送の一部が遅延しても接続全体に影響が及ばない、パケットロスの検出と修復をより適切に行えるといったメリットがある。

 「nginx」は現在、公式サイト「nginx.org」などから無償でダウンロード可能。Windows版はWindows XP/7/10およびWindows Server 2003でテストされている。