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HTTP/3に実験対応した「freenginx 1.26.0」が安定版に ～本家「nginx」に動きなし【4月17日追記】
「Apache」と並ぶ市場シェアを誇るオープンソースのWebサーバーシステム
2024年4月11日 10:06
「freenginx 1.26.0」が4月9日、安定版としてリリースされた。v1.25.0のmainlineブランチで試されていた新機能と不具合修正がとりこまれており、実験的なHTTP/3サポート、さまざまなDoS攻撃緩和策の改善、AIO処理の修正などが利用可能となっている。
「freenginx」は、クロスプラットフォーム対応・オープンソースのWebサーバーシステム「nginx」のフォーク（派生・分岐）プロジェクト。「nginx」は米F5 Networksの傘下だったが、経営陣がプロジェクト運営――とくにセキュリティポリシー――に口を出してくることに嫌気をさした主要開発者が2024年2月に立ち上げた。
執筆時現在、「nginx 1.26.0」はリリースされていない。今後の「nginx」開発は、「freenginx」プロジェクトが中心になるようだ。
［2024年4月17日編集部追記］ 4月16日付で本家「nginx」が更新されたが、バージョンは1.25.5となっており、変更点も「freenginx」とは異なる。両者は全く別プロジェクトして更新されていく模様。