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「nginx」プロジェクトが「GitHub」へ正式に移行 ~HTTP/リバースプロキシサーバー

バージョン管理も「Mercurial」から「Git」へ

「GitHub」のプロジェクトページ

 「nginx」プロジェクトが「GitHub」へ正式に移行したとのこと。公式サイトで9月6日、公表された。

 「nginx」(エンジンエックス)は、クロスプラットフォーム対応・オープンソースのWebサーバーシステム。米F5 Networks傘下のプロジェクトで、先発である「Apache HTTP Server」を凌ぐシェアをもつ(Netcraft、2024年8月調べ)。

 「nginx」のソースコードはこれまで「hg.nginx.org/nginx」(Mercurial)で管理されていたが、今後は「github.com/nginx/nginx」(Git)がメインのリポジトリとなる。イシュー(改善点や不具合)の管理や議論も、これからは「GitHub」で行われることになる。

  • ソースコード:「hg.nginx.org/nginx」→「github.com/nginx/nginx」
  • プロジェクト管理:「trac.nginx.org」→「GitHub issues」
  • コミュニケーション:「nginx」メールリスト→「GitHub discussions」

 ただし、2024年12月31日まではメールリストを通じたコミュニティサポートとパッチの受け入れも継続するとのこと。