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「GitHub」で「Subversion」プロトコルのサポートが終了

2024年6月リリース予定の「GitHub Enterprise Server 3.13」でも

「GitHub」で「Subversion」プロトコルのサポートが終了

 米GitHubは1月8日(現地時間)、「github.com」で「Subversion」プロトコルのサポートを終了した。

 「Apache Subversion」(SVN)は、20年以上にわたり開発が続けられているオープンソースのバージョン管理システム。古くからある「CVS」の問題点を解決すべく開発され、クライアント・サーバー式の集中型として広く普及していた。「GitHub」では2010年より「Subversion」のサポートが導入されている。

 しかし、その後バージョン管理システムをめぐる状況は大きく変わり、現在は「Git」をはじめとする分散型が主流となった。同社によると、開発者の94%が「Git」を利用しており、「Git」のバックエンドリクエストのうち「Subversion」エンドポイントを経由するものは0.02%未満に過ぎないという。毎月「Subversion」のリクエストが1件でもあるリポジトリは5,000件程度で、もはや「GitHub」における「Subversion」の役割は終えたといってもよいだろう。

 なお、2024年6月リリース予定の「GitHub Enterprise Server 3.13」でも「Subversion」プロトコルのサポートは打ち切られるとのこと。「Subversion」リポジトリを「GitHub」上の「Git」リポジトリへ移行したい場合は、同社が提供する「GitHub Importer」を利用するとよい。